2016年にリリースされた『Pokemon GO』(ポケモンGO)にて、プレイヤー同士の対戦を可能にする「トレーナーバトル」が実装される。正式な日程は明らかにされていないが、正式発表によれば今月中には実装される予定だという。
お待たせいたしました! もうすぐ登場する対戦機能「トレーナーバトル」の初お披露目です! 3つのバトルリーグや2つ目のスペシャルアタックまで、盛りだくさんとなっています! https://t.co/mdKXJJAITn #GOバトル pic.twitter.com/vOcOMlOKC1
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) December 4, 2018
「トレーナーバトル」はフレンドや近場にいるほかのプレイヤーと手持ちのポケモン3匹同士を対戦させることができるゲームモードだ。対戦の制限時間は4分で、このあいだに相手のポケモンをすべて倒すか、制限時間を過ぎた時点でHPが多いほうの勝利となる。対戦が終わればトレーナーはお互いにリワードを獲得でき、貴重な進化アイテム「シンオウの石」が手に入ることもあるという。
戦闘はリアルタイム形式で、選択した3体のなかから1体のポケモンがバトルフィールドに登場し、ノーマルアタックとスペシャルアタックを駆使して戦う。バトル前に「ほしのすな」や「ポケモンのアメ」を使えば、新たにふたつ目のスペシャルアタックを追加でアンロック可能だ。
このスペシャルアタックの大ダメージは「シールド」を用いることで大幅に軽減可能だが、こちらは使用回数が限られており、使い切れば相手のスペシャルアタックに対処できなくなる。手持ちのポケモン3体をうまく交代させながら、スペシャルアタックとシールドをタイミングよく使いこなすことが、「トレーナーバトル」での勝利の鍵となる。
“目が合えば強制的にポケモンバトル”というほどではないが、対戦は基本的に位置情報で付近にいるトレーナーと戦うことしかできない。ただし、仲良し度が「親友」のフレンドであれば、遠隔地であっても対戦可能だ。また、トレーナーバトルに参加できるのは13歳以上のプレイヤーのみとなる。
このほか「トレーナーバトル」では、公平な対戦を行うためCPに上限が定められた3種類のバトルリーグが用意されている。CP上限が1500の「スーパーリーグ」、CP上限が2500の「ハイパーリーグ」、そしてCPに上限のない「マスターリーグ」の3種類だ。
上限が低いからといって必ずしも初心者向けというわけではなく、CPの高いポケモンをたくさん持っているからと言ってすべてのリーグで常に勝てるというわけでもない。常に最善の選択を行えるトレーナーが勝利を手にする。
『ポケモン』のプレイヤー同士の対戦といえば、これまでほとんどのシリーズでゲームの根幹をなす機能だったが、サービス開始3年目を前に本作でもそれを楽しめるようになる。2019年を前に大規模なアップデートに踏み切る『Pokemon GO』。トレーナーバトルは、自分の集めたポケモンたちの真の実力を試す最高の機会になるだろう。
文/古嶋誉幸