Nintendo Switch用ソフト『スーパーマリオ オデッセイ』は、2017年10月に発売されてから今日までさまざまな研究が行われている。ゲームのメカニズムやバグを利用して限界まで速くクリアする方法、ゲームをクリアするために必要なキャッピーを投げる最小の回数、コインやジャンプ無しでゲームはクリア可能か。
ゲームで利用できる要素からなにかひとつを取り除いた時、ゲームプレイはまったく違うものへと変貌を遂げる。
そんな『スーパーマリオ オデッセイ』を、さらに別の角度から研究する人物が現れた。YouTuberのCeave Gaming氏は、「歩かずにゲームをクリアできるか」を調査する動画をアップロードした。正確には、ゲームクリアに必要な最小の左スティック入力は何回か、という調査だ。
ルールは単純で、左スティックを使うこと以外のすべてが許容されている。たとえばふたりプレイでキャッピーを操作することは問題ない。あくまで、プレイヤー1の左スティックを使わないことに限定される。
左スティックを使わずにプレイするため、動画では通常のプレイでは気が付かないような、さまざまなトリックが考え出されている。
左スティックを使えないが、移動はローリングや飛び込みなどが使えるため大きな問題はない。しかし、方向転換は別の方法を探さなければならない。
動画ではまず、一人称視点を使った方向転換の方法が紹介されている。右スティックで方向を変えることができるそれは、左スティックを使わないゲームプレイを強力にサポートする。
とはいえ、一部カメラ固定の場面など、すべての箇所では一人称視点モードは使えない。そういった箇所ではマリオに悲劇が訪れる。何度も壁に頭をぶつけることで少しずつ方向転換するのだ。
ほかにも、キャプチャー可能な敵や各王国に住む人々を利用したりと、クリエイティブな方法で左スティックを使うことを回避していく。
はたして、ゲームをクリアするのに必要な左スティックの入力回数は何回なのか、結果は動画で確認してほしい。英語字幕が収録されているが、自動翻訳で日本語にしてもゲーム画面を見ながら十分に内容は理解できる。
今回公開された動画は、『スーパーマリオ オデッセイ』の最初の7つの国を左スティック無しでクリアしようと試行錯誤する姿が収録されている。後半の国での挑戦は、次回の動画で公開される予定だ。
ライター/古嶋誉幸