バンダイナムコエンターテインメントは1月17日、12年ぶりのナンバリングタイトルとなる『ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN』(以下、ACE7)をPlayStation 4とXbox Oneでリリースした。PC版は2月1日発売予定だ。
また、PSVR用に『ACE7: SKIES UNKNOWN VR MODE 体験版』も配信開始。体験版はミッション1序盤のターゲット2機を撃墜するか5分プレイすると終了するが、導入シーンやVR専用ハンガー、機体プレビューなども利用できる。
『ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN』公式HPを更新!
— エースコンバット公式 (@PROJECT_ACES) January 17, 2019
VR MODE体験版をPlayStation™Storeにて配信開始しました。
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『ACE7』は、戦闘機のパイロットとして様々な戦場で戦うフライトシューティングだ。舞台は「第二次大陸戦争」が勃発した2019年のユージア大陸。オーシア国防軍のパイロットとして、エルジア王国軍と戦う。
強大な軍事力をもっていたはずのオーシア国防軍だったが、エルジア王国軍の無人機を前に為す術無く敗北、大陸東沿岸へと追いやられていく。市街地への誤爆を繰り返すオーシア国防軍に対し、エルジア王女は無人機を使った市街地に影響を与えない”クリーンな戦争”という宣伝戦も展開。世相はエルジア王国へと傾いていく。
大空を舞台にパイロット同士の戦いを描き続けてきた『ACE COMBAT』シリーズが、「この世界の片隅に」の片渕 須直氏を脚本に起用したシリーズ最新作で描くのは、無人機の台頭と有人機の落日が目前に迫った世界だ。なお、片渕氏は『ACE COMBAT 04 shattered skies』や『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』の脚本も担当している。
『ACE7』では「空の革新」をテーマに、12年の時を経てさらに進化した空戦を特徴としている。リアルさを追求した壮大な空間描写、特に雲の描写に力を入れている。立体的に配置された雲は戦闘機のスピードを体感できるだけでなく、視界を遮り、乱気流や雷雲など機体へ影響を与える変化も与える。
登場する実在の戦闘機は、すべてライセンサーの許諾を得て細部まで作り込まれている。シリーズの特徴である架空機も多数登場し、レーザーやレールガンといった特殊兵器も導入されている。
機体だけでなく、空戦のリアルさも追求している。コックピットから見た周囲の環境を追求し、雨天ではキャノピーにつく水滴表現、さらに視界や機体性能の低下を招く「アイシング」と呼ばれる現象を引き起こす。
シングルプレイだけでなく、マルチプレイも搭載。バトルロイヤルやチームデスマッチを最大8人のプレイヤーと戦うこともできる。機体のカスタマイズも行え、マルチプレイ用のパーツも存在している。
また、さらにリアルな空戦を体験するため、株式会社ホリとThrustmasterからそれぞれPS4用、Xbox OneとPC用の『ACE7』向けフライトスティックがリリースされている。こちらもあわせてチェックしてみてほしい。
ライター/古嶋誉幸