任天堂は第79期経営方針説明会にて、日本国内初となる任天堂のオフィシャルショップ、「Nintendo TOKYO(ニンテンドートウキョウ)」を2019年秋にオープンする予定であると発表した。
任天堂は以前より、IP(知的財産)を活用したビジネスを積極的に行うようになっている。『マリオカート』を題材にしたモノポリーが発売されたり、『スプラトゥーン2』ではサンリオとコラボを行うなど、コラボグッズが多数登場している。2020年にはテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に任天堂のエリアができることは有名だろう。さらに2019年4月にはユニクロから『スーパーマリオ』や『スプラトゥーン』のTシャツが展開されるし、夏には「キッザニア東京」と「キッザニア甲子園」で『Nintendo Labo』を活用したパビリオンが登場する。
そしてIP展開ビジネスとして新たに、「Nintendo TOKYO」が渋谷PARCO(仮称)にオープンする。アメリカではすでに「Nintendo NY」というオフィシャルショップがあり、関連グッズが多数販売されているのはもちろん、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の体験会が実施されたり、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の関連放送をたくさんのファンで見るといったイベントが実施されていた。
国内のオフィシャルショップでどのような取り組みが行われるか詳細は明らかにされていないが、ゲーム機本体・ソフトウェア・キャラクターグッズの販売のほかにも、イベントの開催やゲームの体験が実施される予定。国内における任天堂の情報発信の拠点となるショップが目指されるという。
ライター/渡邉卓也