『Burnout』シリーズのCriterion Games元スタッフが設立したThree Fields Entertainmentは、新作レースゲーム『Dangerous Driving』を4月9日に発売することを発表した。プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、PC(Epic Games Store)。ダウンロード版の価格は29.99ドル。
また、スタジオが2018年にリリースしたレースゲーム『Danger Zone 2』とのバンドルパックが39.99ドルとなる。
『Dangerous Driving』は1980、90年代のアーケードライクなレースゲームの精神に基づいて設計されたレースゲームだ。ニトロやドリフトを駆使したドライビングテクニックでライバルを抜き去るだけでなく、ライバルカーを妨害し叩き壊すことでもレースを有利に進めることが出来る。
公道を模したコースでは一般車も走っており、コースを覚えて最速のラインを取るだけではなく道路状況によるアドリブも要求される。
ゲームには7つのロケーションに設定された30のコースが用意されており、ライバルカーとレースするTakedown、最後の一台になるまでぶつかり合うEliminator、指名手配犯を追うPursuitなどのルールでレースを行う。
シングルプレイだけでなく最大8人が参加できるマルチプレイモードも搭載。オフラインモードで腕を磨きスキルや新車をアンロックし、マルチプレイモードで実力を示そう。
Three Fields Entertainmentはイギリスに拠点を置くゲームデベロッパーだ。『Burnout』シリーズのCriterion Gamesを設立したAlex Ward氏とFiona Sperry氏が2014年に設立した。もともと『Burnout』シリーズの精神を受け継ぐレースゲームを作るために設立されたデベロッパーだが、資金を集めるために設立者のポケットマネーから破壊描写に特化したゴルフゲーム『Dangerous Golf』を制作。その後VRシューター『Lethal VR』をリリース。
3作目には車の衝突実験を行う『Danger Zone』をリリース。そして、4作目にはついに車両破壊とカーレースを特徴とする『Danger Zone 2』をリリースした。
2014年のスタジオ設立よりファンから長く求められてきた、『Burnout』の精神的続編となる『Dangerous Driving』。同社のレースゲームとしては初のマルチプレイにも対応し、『Burnout』シリーズのファンは特に興味をそそられるタイトルだろう。『Burnout Paradise』から10年新作を待ち続けたファンも少なくないはずだ。
果たしてThree Fields Entertainmentが作る『Dangerous Driving』はどのようなものになるだろうか。発売日まであと少し待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸