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任天堂がNintendo Switchの“乙女ゲーム”特集サイト「Nintendo Switch 乙女GAMES」を開設

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 任天堂が「Nintendo Switch 乙女GAMES」と題して、女性向け恋愛シミュレーションゲーム「乙女ゲーム」を特集したサイトを開設した。Nintendo Switch向けに乙女ゲームの新情報、体験会などの告知が行われるようだ。

 記事執筆段階では、コーエーテクモゲームスのネオロマンス『金色のコルダ オクターヴ』、オトメイト(アイディアファクトリー)の『NORN9 LOFN for Nintendo Switch』、D3Pオトメ部(D3パブリッシャー)の『Nightshade/百花百狼』の3つが特集サイトのトップを飾っている。

 乙女ゲームは特にPS2の時代から活況を帯び始め、その後、PSP、ニンテンドー3DS、PS Vitaとモバイルを中心に展開してきた。ここ近年の中心的なプラットフォームはPS VitaとスマートフォンとPCだ。スマートフォンでは味わえないボタン操作や、高解像度のリッチな乙女ゲームを体験したければ、PCとPS Vitaを選択する状況だったと言えるだろう。

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(画像は任天堂 | 乙女ゲーム特集より)

 だが、最近ではPS Vitaのように乙女ゲームを携帯しつつ、リッチに体験できるポジションとして、Nintendo Switchの存在感が際立っている。PS Vitaは現在でも新作乙女ゲームのリリースは継続しており、まだまだ現役だ。それまで発売した豊富なラインナップはNintendo Switchには負けていない。しかし今回の任天堂の乙女ページの特集サイトの開設は、その取り組みの本気度が伺えるものといえるだろう。

 特にNintendo Switchで盛んなのは、数年前にPS Vitaなどで発売していた乙女ゲームタイトルの移植である。現在、サイトのトップを飾る『NORN9 LOFN for Nintendo Switch』や、3月に発売が予定されている『遙かなる時空の中で6 DX』は、続編と合わさってパッケージされた作品である。まだ発売は未定だが『CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ Devote』はPS Vitaから新規要素を追加した移植作だ。

 このような移植作に加えて、昨年9月にオトメイトが「オトメイパーティー2018」で発表した『オランピアソワレ』、『幻奏喫茶アンシャンテ』、『薄桜鬼 真改 月影ノ抄』、『薄桜鬼 真改 銀星ノ抄』、『私立ベルばら学園 ~ベルサイユのばらRe*imagination~』などは、現在のところNintendo Switchのみで展開する新作となっている。

 このようにNintendo Switchは乙女ゲームをプレイするプラットフォームとして魅力を増しており、その存在感は今後ますます高まっているだろう。今回の特集サイトが期間限定で終わることなく、むしろここを中心として、さらなるNintendo Switchの乙女ゲームの飛躍を望みたい。

ライター/福山幸司

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ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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