ラスベガスで毎年開催されている格闘ゲームの祭典「Evolution Championship Series」(以下、EVO)。現地時間8月2日から4日まで行われる「EVO 2019」のメイン種目が発表され、『サムライスピリッツ』新作が採用されることが明らかとなった。
また合わせて、同作のリリースが2019年夏の初旬に決定したことも発表されている。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』と『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』が近年のメインイベントの定番だった『スマブラ』シリーズだが、今大会では『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』一本に統合された。また、2012年にリリースされた『UNDER NIGHT IN-BIRTH』も選出されている。
また、『Street Fighter V: Arcade Edition』や『鉄拳7』といったEVO定番のタイトルが並ぶなか、『サムライスピリッツ』の新作と『Mortal Kombat 11』という現在未発売のタイトルが2本もエントリーしている。
『サムライスピリッツ』の新作は昨年ソニーが行った「PlayStation LineUp Tour」で発表されて大きな話題となった。10年ぶりの新作であり、『THE KING OF FIGHTERS XIV』同様グラフィックはUnreal Engine 4による3Dスタイルだが、ゲームシステムとしては2D格闘ゲームとなっている。種目の発表を前にSNKは新しいトレイラーを公開。ゲームの発売時期を2019年初夏と発表した。
一方で『Mortal Kombat 11』は発売日が4月23日とすでに発表されている。前作『Mortal Kombat X』から4年ぶりの新作であり、EVOの種目としてシリーズ作品が選ばれたのはEVO 2016から3年ぶりとなっている。新キャラクターのKronika(クロニカ)やGeras(ゲラス)のほか、バラカやスカーレットなど前作では参戦が見送られたキャラクターも復活する。システムは原点回帰を目指した2011年発売の『Mortal Kombat』以降の作品や、同じくNetherRealm Studiosの『Injustice 2』のものを踏襲、発展させている。
ライター/古嶋誉幸