スクウェア・エニックスは『ドラゴンクエストX』のバージョン4.5[前期]のアップデートにて、『ドラゴンクエストX』の体験版が大幅に拡張し、バージョン2.3終盤まで遊ぶことができるようになると発表した。
これはニコニコ生放送「超ドラゴンクエストX TV #9 バージョン4.5最新情報」で明らかになった情報で、PS4、Windows版のみが対象。職業レベルの上限が50から80へと上昇するほか、まもの使いとどうぐ使いに転職が可能になるなど、内容が変更されている。バージョン4.5[前期]のアップデートは3月20日に公開予定だ。
【4.5前期】 Windows / PlayStation®4の体験版を大改修!
— ドラゴンクエストX 公式 (@DQ_X) March 5, 2019
かなり遊べる範囲が拡がりました!#DQ10 #超DQXTV pic.twitter.com/ptlU5LKiXB
これまで『ドラゴンクエストX』の体験版はバージョン1『目覚めし五つの種族』のストーリー終盤まで遊ぶことができたが、今回のアップデートによってバージョン2.3終盤まで遊べることになり、当初、製品版として発売されていた『目覚めし五つの種族』が丸ごと遊べるようになった。
『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族』における物語では、主人公は兄弟姉妹(任意にプレイヤーが選択できる)と共に、大陸中央にあるエテーネの村で平和に暮らしていたという設定。だが、エテーネの民が代々引き継ぐ「時渡りの術」を危惧した冥王ネルゲルたちの襲撃によって、村は壊滅。主人公も死んでしまうが、時同じくしてどこかで覚醒した勇者の光によって救われ、主人公は別の種族となって生き返り、ストーリーの幕が開く。
一方で、その続編バージョン2『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友』では、バージョン1で触れるだけに留められていた覚醒した勇者とついにプレイヤーは出会うことになる。その正体は、グランゼドーラ王国の気高き王女アンルシア。だがその勇者アンルシアは、プレイヤーが過去に出会ったメルサンディの村人ミシュアとそっくりだった……という謎めいたストーリーが展開される。
今回のアップデートは、シナリオの評価が高く、『ドラゴンクエスト』シリーズらしい勇者というテーマを色濃く出した『眠れる勇者と導きの盟友』が遊べてしまうのが嬉しいところ。なお『ドラゴンクエストX』は新規プレイヤーでも早いテンポで遊べるようにアップデートされているため、ボス戦では大量の経験値が獲得できる。このためメインストーリーだけに注力すると、ほとんどレベル上げの作業なく、また他のプレイヤーとパーティを組まずとも、テンポ良く最後までプレイできるだろう。
【4.5前期】 バージョン4.5[前期]のプロモーション映像を大公開!
— ドラゴンクエストX 公式 (@DQ_X) March 5, 2019
「5000年の旅路 遥かなる故郷へ」の最終章、どうぞご期待ください!https://t.co/Yx0qFXzv0H #DQ10
またバージョン4『5000年の旅路 遥かなる故郷へ』は、バージョン4.5[前期]でついに最終章に突入。はるか昔に滅びたエテーネ王国の崩壊の真相と、時渡りの術を使い時空を超える壮大な冒険の物語が描かれる。番組では各地の移動が便利になる旅の扉の追加など、バージョン4.5[前期]のさまざまな施策が発表され、新たなプロモーション映像が公開された。
『5000年の旅路 遥かなる故郷へ』の物語がどのように完結を迎えるのか気になるところだ。『ドラゴンクエストX』を中断している人も、新しいプレイヤーもバージョン4.5[前期]は、『ドラゴンクエストX』を始めてみるいいタイミングといえるだろう。
ライター/福山幸司