アクティブゲーミングメディアが運営するはPLAYISMは、アメリカのInfinite Fallが開発したアドベンチャーゲーム『ナイト・イン・ザ・ウッズ』の日本語版を3月28日に配信することを発表した。プラットフォームは、PS4、Nintendo Switch、PC。発売日は3月28日で、価格は税込み1980円。
『ナイト・イン・ザ・ウッズ』は、2017年に発売sされたキャラクターと会話主体で進行する2Dアドベンチャーゲーム。さまざまな動物たちが住む田舎町ポッサム・スプリングが舞台で、主人公は大学を中退した実家に帰ってきた猫の女の子メイである。地元の友人とバンド練習をしたり、パーティーに参加したりと楽しく、刹那的に過ごしている。いわゆるモラトリアム人間ならぬ、モラトリアム猫だ。
その中から、メイも友人もさまざまな問題を抱えてながら、動物たちとの交流を通じて、それぞれの問題と向き合うことに。ところがポッサム・スプリングで発生している失踪事件に巻き込まれ、さらなる大きな問題へと発展する。
カートゥーン調のかわいらしいポップなグラフィックと、シュールな会話、時にシリアス過ぎるドラマが展開するのが評価され、Independent Games Festival 2018でグランプリを受賞するなど、海外ではすでに高く評価されている同作。人生と同じく、どのような選択肢を選んでもゲームオーバーはなく、ときには深刻な選択肢に決断を下さなければいけないことも。しかし人生と同じくやり直しはきかず、どのような選択を選んだとしても、会話内容は多岐に渡りゲームは続いていく。
また、ストーリーの合間にはさまざまなミニゲームがある。メイのPCには8bit風2D アクションゲーム「デーモン・タワー」がインストールされているし、バンド練習でベーシストになったり、車を壊することができることも。メイたちの行動とミニゲームがシンクロしており、世界観、人生の一部がミニゲームを通じて表現されるわけだ。ゲーマーにとって、ゲームはれっきとした人生の一部ということのメタファーなのかもしれない。
Nintendo Switch版は本日よりあらかじめダウンロードを開始。ユーモアやスラングなど世界観すらも表現したローカライズには期待が持てそうだ。
ライター/福山幸司