フロム・ソフトウェアの『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、SEKIRO)がリリースされて1週間が経った。幾度となく「死」と大書された画面を見ている方も多いのではないだろうか。PC版『SEKIRO』はMODエンジンが早くもリリースされ、さまざまなユーザーコンテンツの開発が進んでいる。
そんななか、「死」を中国語で初心者を揶揄するNOOBという意味の「菜」に変更するMODがリリースされたが、その後「死」を別の漢字や文章に変更するMODが流行の兆しを見せている。
『SEKIRO』の死亡時に出る「死」を野菜の「菜」に変更する謎のModが配信中。健康そうな漢字が選ばれたその理由とは
フォントデザインのクオリティはさまざまだが、たとえば中国語ではFワードを意味する「淦」や、台湾の南昌の方言で「本物のチキン」を意味するらしい「真鸡儿」がある。
また、一見すると理不尽に思えてしまう難易度からか、クエスチョンマークの「?」や、「あきらめたら?(Give up already?)」を表示するMODもリリースされている。もちろん、『DARK SOULS』シリーズでお馴染みの「YOU DIED」もすでに登場している。
隻狼の「死」を「草」に変更するMODをNexusで公開しました。これで各其処許は存分に死に、草を生やしたまえよ… #sekirohttps://t.co/nHnFtAr8jK pic.twitter.com/Q5Ze8ouZbN
— かさいじ (@kasaiji) March 28, 2019
さらに日本人には馴染み深いインターネットスラングである一文字「草」を表示するMODもリリースされた。
「草」Modの説明欄には、このインターネットスラングを知らない日本人以外の人々に向け、草がどうして笑うという意味になっているのかが丁寧に記されている。草という漢字はただの植物を表す単語だが、特にインターネットをよく利用する日本人にとって、死亡時にもっとも見たくない一文字だろう。
「死」に嘲笑の意味はあまりないが、「草」には嘲笑の意味が多分に含まれている。何度も見せられれば、画面を叩き割りたくなる可能性は否定できない。この「草」MODの導入には十分注意してほしい。
ライター/古嶋誉幸