任天堂はスマートフォン向けパズルゲーム『ドクターマリオワールド』のサービスを7月10日から開始すると発表した。基本無料で一部のコンテンツが有料。公式サイトでは事前登録も始まっている。
1990年にファミリーコンピューターとゲームボーイで発売された『ドクターマリオ』は、医者に扮したマリオが瓶の中にいる病原菌を薬のカプセルを使って退治する落ち物パズルゲーム。同じ色のウイルスやカプセルが4つ揃うと消去されるというルールで、プレイヤーはステージ内のウイルスの全滅を目指してカプセルを上手く配置していくことになる。
根強い人気を誇るシリーズで、最初の作品以降もニンテンドウ64からニンテンドー3DSまで、ルールを少しずつ追加変更しながら続編がリリースされている。
『ドクターマリオワールド』はそんな『ドクターマリオ』シリーズの最新作だが、カプセルが上からではなく下から登ってくる部分が大きく異なっている。ゲームの目標は、指定された個数のカプセル内で全ての細菌を退治することだ。同じ色を3つ揃えると消去とルールも少し変更が加えられ、操作はタッチパネルをなぞったりタップするものに変更されている。一度固定されたカプセルも、ほかのカプセルが消えて落下する最中にもう一度動かすことができる。操作感覚は『もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』に収録されていたミニゲーム「細菌撲滅」に近そうだ。
サポートアイテムやドクターごとに設定されたスキル、全5ワールド200以上のステージにはさまざまな仕掛けが用意されている。ワールドは今後も追加予定。ほかのプレイヤーと直接対決するVSモードや、フレンドへ体力であるハートを送り合うオンライン要素も見どころだ。
一定時間ごとに回復する体力システムや特殊能力を持ったマリオ以外のドクターを手に入れるガチャ要素など、スマートフォン向けゲームではおなじみの要素も追加。ガチャはお金を払って購入するダイヤモンドだけでなく、ゲーム内で手に入るコインでも引ける。
『ドクターマリオワールド』は7月10日配信予定。Google PlayとApp Storeでは事前登録が始まっているので、リリースを見逃したくない方はそちらに登録してサービス開始を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸