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『忍者じゃじゃ丸 コレクション』が2019年冬に発売決定。ファミコン時代を中心に新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』を含めた6タイトルが収録

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 シティコネクションは、『忍者じゃじゃ丸 コレクション』を2019年の冬に発売すると発表した。プラットフォーム、価格は未発表。『忍者じゃじゃ丸くん』『じゃじゃ丸の大冒険』『じゃじゃ丸忍法帳』『じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城』『忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦』に加え、新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』の合計6タイトルが収録される。

 『忍者じゃじゃ丸』シリーズは、可愛らしいグラフィックと和風の世界観を特徴とする忍者「じゃじゃ丸」を主人公とするシリーズ。横スクロールアクションから、RPG、アクションRPGとさまざまなジャンルに変化しつつ、ファミリーコンピュータ世代には一定の影響力を誇ったゲームだ。

 シリーズ第一作『忍者じゃじゃ丸くん』は、1985年にジャレコから発売された横スクロールアクション。画面はスクロールするが、基本的には上段を目指しながら妖怪を倒していき、すべての敵を倒すとステージクリアとなる。なまず太夫に誘拐されたさくら姫を助けるため、忍者のじゃじゃ丸くんが妖怪軍団に挑む。

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(画像は『忍者じゃじゃ丸コレクション』公式サイトより)

 第二作『じゃじゃ丸の大冒険』では、『スーパーマリオ』風の横スクロールアクションに変化しており、さくら姫の救出を命じられたじゃじゃ丸くんが、パワーアップした妖怪軍団との戦いを繰り広げる。宿敵なまず太夫や四天王たちが、じゃじゃ丸くんの前に立ちふさがる。

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(画像は『忍者じゃじゃ丸コレクション』公式サイトより)

 第三作『じゃじゃ丸忍法帳』では、見下ろし視点のマップとターン制バトルを採用したRPGに大胆変貌。章仕立てになっており、3つの章をすべてクリアすることで最終章へ進むことができるが、難易度が高く1つの章をクリアするだけでも至難の業だろう。RPGで、かつパスワードコンテニュー式だったので、パスワードが長大であり、メモが間違いやすい難点があったが、今回の移植ではセーブが可能なのか気になるところだ。

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(画像は『忍者じゃじゃ丸コレクション』公式サイトより)

 第四作『じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城』は、『ゼルダの伝説』風の見下ろし視点のアクションRPGになっている。当時、『ゼルダの伝説』はディスクシステムのみの発売(94年にロムカセット版が発売)だったので、『じゃじゃ丸撃魔伝』からゼルダ風のゲームに触れた人も多いはず。

 本作では、伝説の大魔獣復活を阻止すべく、再びじゃじゃ丸くんが旅立つことに。分銅や手裏剣などの忍具が使えるほか、各地にいる守護妖魔を倒すことで使える霊術が増えていき、多彩なアクションが楽しめる。村では買い物や宿泊、妖術師の家でのセーブが可能。困っている人々の悩みを解決することで先へ進む道が開けることもある。

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(画像は『忍者じゃじゃ丸コレクション』公式サイトより)

 第五作『忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦』では、再び横スクロールアクションに回帰。なんと舞台は宇宙へと飛び出し、コスモスーツに身を包み、ハンマーやブーメランを手に戦う。プレイヤーキャラクターはじゃじゃ丸だけではなく、さくら姫も使用可能に。ダッシュが得意なじゃじゃ丸と比べて、ジャンプ力が高いという性能を持つ。1991年発売と、比較的ファミコン後期の作品のため高精細なグラフィックが特徴だ。

 特にファミコンで存在感を放った『忍者じゃじゃ丸』シリーズだが、他にもゲームボーイ、プレイステーション、セガ・サターン、3DSなどでも展開している。

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(画像は『忍者じゃじゃ丸コレクション』公式サイトより)

 最新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』は、第一作『忍者じゃじゃ丸くん』を踏襲したグラフィックが特徴のゲームのようだ。透明薬や、忍法ガマパックンも登場し、レトロ感を保ちつつ、演出は現代風に派手に強化されているようだ。新登場のじゃじゃ丸ファミリーなど、さまざまな能力を持つ20種類以上のキャラクターが使用可能で、多彩なアクションが楽しめるとのこと。画面狭しと妖怪軍団が暴れまわるようだ。

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(画像は『忍者じゃじゃ丸コレクション』公式サイトより)

 8月3日から4日にかけて岐阜県岐阜市で開催される「第3回ぜんため(全国エンタメまつり)」に、『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』がシティコネクションとして世界最速出展するとのことで、気になる人は、「第3回ぜんため」をたずねて見よう。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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