マイクロソフトは、『Age of Empires II: Definitive Edition』を日本時間11月15日に発売すると発表した。
SteamとMicrosoft Storeで予約も開始されている。価格は2350円。Steamで8月20日にリリースされた『Age of Empires: Definitive Edition』とのセットが3262円。また、Steamで2013年にリリースされた『Age of Empires II』とのセットが3247円となっている。
Definitive Editionがリリースされるいま、前作を買う必要はあまりなく、むしろ『Age of Empires II』所有者向けの割引といった側面が強いだろう。『Age of Empires II』を所有している場合、このセットは1762円で購入できる。
『Age of Empires II: Definitive Edition』は、1999年にリリースされたオリジナルゲームを現行パソコン向けに4K解像度向けにリマスターしたゲームだ。好みの文明を選び、労働者を働かせてリソースを集め、技術や軍事力を育てて他の文明を打ち破ることが目的のリアルタイムストラテジー。
Definitive Editionには新しいDLC「The Last Khans」が収録され、他のプレイヤーの対戦をリアルタイムに視聴する観戦モードやネイティブストリーミングに対応。グラフィックだけでない新要素が盛り込まれている。
オリジナルのPC版はマイクロソフトから日本語版もリリースされ、パッケージの流通も豊富だったため、PCゲームがあまり盛んではなかった当時の日本でもRTSといえば『Age of Empires II』というほどの高い知名度を誇っていた。
シリーズはその後神話の世界観をベースとした『Age of Mythology』と、正当な続編となる『Age of Empires III』がリリースされた。2017年にはシリーズ最新作となる『Age of Empires IV』が発表されたが、これまであまり大きな動きは報告されていない。
これまでにリリースされたDLCについてSteamページに記述は無いが、ゲームにはDefinitive Editionで初めて追加される4種類の文明を含め35種類の文明が登場するとある。2016年までにリリースされた『覇者たちの光陰』、『The Forgotten』、『The African Kingdoms』、『Rise of the Rajas』までに登場する文明を合わせると31種なので、これまでに登場したDLCはすべて含まれる計算だ。
20年の歴史を感じさせる25種類以上のシングルプレイキャンペーンは200時間は遊べるという。また、Steam版とMicrosoft Store版とのクロスプレイを含むローカル、マルチのオンライン対戦にももちろん対応する。
日本でも人気の高いシリーズだっただけに、『Age of Empires II: Definitive Edition』に興味をひかれる方も少なくないのではないだろうか。寝る間を惜しんで対戦に明け暮れたというファンも多いだろう。公式ページではベータテスト参加者を募集している。ゲームが気になる方は、まずはそちらに登録して見てはいかがだろうか。
ライター/古嶋誉幸