日本の戦国時代末期を舞台にオリジナリティ溢れる歴史の解釈と、高難易度のデザインにハックアンドスラッシュの要素を絡めた独自の世界観を創り上げ、国内外問わず人気を博した『仁王』。東京ゲームショウ2019では、その続編『仁王2』がの現世ステージがコーエーテクモゲームスのステージイベントにて披露され、発売日が2020年初頭に決定したことが明らかにされた。
【#TGS】
— 「仁王」シリーズ公式アカウント (@nioh_game) September 12, 2019
「『仁王2』現世ステージ」をご覧いただき、
誠にありがとうございました。
初の実機プレイ公開に加え、皆様のご質問にも回答させていただきました。
『仁王2』に関して気になることがある方は、ぜひ引き続き #仁王2質問 にご質問をお寄せください。#仁王2 #Nioh2 pic.twitter.com/DfRRiFq1I1
本日公開されたトレイラーでは、まず藤吉郎役に竹中直人、無明役として波留が出演することが明らかにされた。時代は1555年となり、プレイヤーはサムライでありながら妖怪の力を持った”半妖”のオリジナルキャラクターとして戦うことになる。戦闘では妖怪としてのスキルが重要になるようだ。
初代『仁王』が「戦国×死にゲー」であったのに対し、今作では主人公の出自にもあるように「妖怪」という要素が強くフューチャーされている。敵の妖怪を倒すことによって「魂代」を入手し、その妖怪の技が使えるようになる「妖怪技」システムや、通常の人間の世界である「現世」に加えて妖怪の気力を回復させる世界である「常闇」が登場するなど、妖怪関連のスキルが重要になる。妖怪技は多数に上るとのこと。
なお前述のとおり、前作は主人公が三浦按針で固定だったものが、キャラクタークリエイト機能が実装。オリジナルキャラクターで戦う物語になる。さらにオンライン要素としても最大3人での協力プレイが実装されるとのこと。より強力になった敵との死闘を予感させる仕様変更だ。
Twitterからの質問に登壇者が応えるコーナーでは、前作主人公ウィリアムの再登場に含みを持たせられた。さらに前作プレイ済のプレイヤーには特典があるようだ。ほかにも、ひとつのセーブデータにプレイヤーキャラクターを複数保存し、気軽に切り替えできることも明らかにされた。
次に本作の実機プレイが披露された。新武器の手斧を使いつつ本作で追加された三本目の妖力ゲージの力を狩りて戦いを繰り広げるゲームプレイは、前作の趣を強く残しつつ、妖力のゲージの管理が肝となる新しいフィーリングが見て取れた。敵の大技に併せてカウンターを被せることにより大きな隙を作ることも可能。敵がドロップした「魂代」を社に持ち帰ることにより妖怪技が使えるようになる様子も紹介された。実機プレイのボスでは惜しくも落命してしまったが、手ごたえのあるプレイの一端が垣間見えた。
『仁王2』は2020年初頭の発売を予定している。
ライター/Nobuhiko Nakanishi