帝国データバンクは、ゲーム開発会社である「アルファドリーム」が破産手続きを開始したと発表している。記事執筆現在、同社の公式サイトはアクセスできない状態となっている。
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アルファドリームは、スクウェアで代表取締役社長を勤めていた水野哲夫氏、『スーパーマリオRPG』のディレクターを担当した藤岡千尋氏・前川嘉彦氏らが中心となって2000年に立ち上げたゲーム開発会社である。
GBAやニンテンドー3DSなど携帯ゲーム機を中心にさまざまなプロジェクトに関わっており、『トマトアドベンチャー』、『マリオ&ルイージRPG』シリーズ、『とっとこハム太郎』シリーズ、最近ではコロコロコミックのキャラクターを題材にしたスマートフォン向けアプリ『けだまのゴンじろー フィットエンドラン』などを手掛けていた。
2014年3月期には年収入高約3億円を計上していたものの、その後は開発費の負担などにより事業継続が困難に。2019年10月1日より、東京地裁から破産手続き開始決定を受けることとなった。負債額は2018年3月末時点で約4億6500万円とのこと。
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(画像はマリオ&ルイージRPG3 DX 紹介映像 – YouTubeより)
『マリオ&ルイージRPG』シリーズは現役のタイトルであり、15年以上の歴史が続いている。その開発会社が破産するとなれば、今後の展開に大きな影響を与えることになるだろう。
ライター/渡邉卓也