大型で非常に強い台風19号が接近しており、12日から13日にかけて日本の広い範囲で記録的な大雨と暴風によって、大きな被害が発生するおそれがある。11日の午後2時の気象庁の会見によると関東地方では12日の朝から警報級の雨が降り、午後には猛烈に域を増し、それが13日の朝から昼ごろまで続く。かつて大きな災害をもたらした1958年の狩野川台風に匹敵するという。
それに伴って交通機関の運休、欠航、各イベントの中止、延期が発表されている。
ゲーム関連では、Zepp DiverCityで開催予定されていた「科学アドベンチャーライブ」の12日の公演の中止が発表されている。振り替え公演は調整中とのこと。
#科学ADVライブ2019
— 科学アドベンチャーシリーズ公式 (@kagakuadv) October 11, 2019
【科学アドベンチャーライブ 10月12日公演中止のお知らせ】https://t.co/XygtiPbZ11 pic.twitter.com/1BtkLugknc
国立京都国際会館で13日に開催される「Nintendo Live 2019」(DAY1)は、台風19号の進路予測に基づき、開催時間を午前11時に遅らせるという。なお、14日の(DAY2)については予定通り開催される。ただし、台風の進路などで開催が困難な状況と判断した場合は、イベントを中止する可能性もあるとのこと。
【重要】台風19号の影響を考慮し、10月12日(土)に開催予定だった日本での「Pokémon GO コミュニティ・デイ」を延期いたします。開催日については改めてお知らせします。
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) October 10, 2019
今後の台風情報に十分ご注意ください。#PokemonGOCommunityDay #ポケモンGO
その他、多くのアニメ・声優関連のイベント中止が発表されている。
他にも位置情報ゲームは『Pokémon GO』内のイベント「コミュニティ・デイ」を12日の11:00から14:00まで開催する予定だったが延期する。特定のポケモンが大量発生したり、特別なボーナスがもらえる毎月開催しているイベントだ。
10月13日(日)の「Nintendo Live 2019」(DAY1)は、現時点の台風19号の進路予測に基づき、内容を縮小のうえ、開場時間を午前11時に遅らせて開催いたします。なお、10月14日(月・祝)の(DAY2)は、当初の予定通り開催いたします。くわしくはこちらhttps://t.co/2biWcolPb6 #NintendoLive #国立京都国際会館 pic.twitter.com/zZuey1WgwV
— 任天堂 イベント応募者・来場者向け情報 (@NintendoJPevent) October 10, 2019
台風が現実世界のイベントだけではく、こういった現実の空間を活用するゲーム内のイベントにまで影響を及ぼすのは現代のゲームらしい現象といえるだろう。同じく位置情報ゲーム『ドラゴンクエストウォーク』でもお知らせ欄から台風接近の注意喚起している。
台風は大雨、暴風、高潮、土砂、津波の危険性がある。家屋の破壊や洪水に備えて、夜間でもすぐに移動できるように事前に準備しておくのが大事だ。ハザードマップでは、自分が住んでいる地域が洪水、土砂災害の被害に合う可能性が高いかどうかを調べられる。自分が住んでいる地方自治体のホームページでは、近くの避難所を確認できる。
どうしたらお住まいの地域のハザードマップが見られるのでしょうか? 分かりやすく掲載しています。https://t.co/dadalGA8Hd
— NHKニュース (@nhk_news) October 11, 2019
また避難する直前や、停電時にはブレーカーを切っておこう。通電したときの火災リスクを減らすことができる。もし万が一、救助要請するときに住所がわからない場合、自動販売機が便利だ。自動販売機には住所表示ステッカーがあるので、それで自分の位置を知らせることができる。
【停電リスク予測 11日(金)15時発表】
— ウェザーニュース (@wni_jp) October 11, 2019
台風19号による暴風の影響で、東京都心を含む広域で停電リスクが高くなると見ています。
赤や黄色の地域は、早急に事前の停電対策を行うようにしてください。https://t.co/4fjmxlbzlB pic.twitter.com/0yRjSMPqo4
一週間は停電が続くことを想定して、十分な食料と飲料水を準備し、浴槽に貯水するなどして生活用水を確保しよう。暴風に雨戸やガラスにテープを張るなど対策をしておく。自分だけではなく家族や友人にも注意喚起をしておこう。
地球温暖化などで気象の変動が加速しており、今後もこういった大型の台風が来襲することは続くかもしれない。今回、何もなくても次の災害時の経験になる。十分な対策は、無駄にはならないはずだ。
ライター/福山幸司