Activision Blizzardは10月30日、『Call of Duty: Modern Warfare』の全世界における売上が、発売から3日間で6億ドルを超えていたことを明らかにした。
この記録は現行機世代におけるシリーズ史上最高額で、2019年に発売された有料ゲームタイトルの中でも群を抜いている。これにより、『Call of Duty: Modern Warfare』はActivisionの歴史上、ローンチ時にもっとも成功を収めたタイトルとなった。
Activision Blizzardによると、PlayStation Networkにおける発売前予約数および発売後3日間のデジタルセール額に関しても、『Call of Duty: Modern Warfare』はPlayStation 4の歴代記録を塗り替えたとのこと。また、3日間における累計プレイヤー数とゲームプレイ時間についても、過去6年間のシリーズ作品中でトップだったという。
同社CEOのBobby Kotick氏は声明の中で、シリーズ作品が1年でもっとも売り上げた有料ゲームに再び輝いた事実は、家庭用ゲーム機、PC、モバイル、eスポーツをとおした同フランチャイズの永続性を証明していると述べた上で、成功を支えた開発元および運営チーム、そしてゲームコミュニティに対して感謝を示した。
『Call of Duty: Modern Warfare』は、2019年10月25日に発売されたファーストパーソン・シューティングゲーム。2003年から続く『Call of Duty』シリーズの19作品目にあたる。過去にナンバリングタイトルとして発売された『Call of Duty 4: Modern Warfare』、『Call of Duty: Modern Warfare 2』、『Call of Duty: Modern Warfare 3』と同様の作品名を冠しているが、世界観やストーリーの関連性は一切ない。完全なリブート作品である。
『Call of Duty』シリーズでは初めてのマルチプレイヤーモードにおけるクロスプレイに対応していることが特徴で、特定の条件化においてPlayStation 4およびXbox Oneのコンソールユーザーと、PCユーザーの間でクロスプラットフォームのオンライン対戦が可能になった。また、今作ではゲームエンジンを一新しており、写真測量法やレイトレーシングといった高度なレンダリング手法を取り入れることで、より写実的なグラフィックを実現した。
ライター/Ritsuko Kawai