『塊魂』、『のびのびBOY』のクリエイターとして知られる高橋慶太氏による新作『Wattam』の発売日が決定した。PS4版は12月17日、PC版(Epic Games Store)は12月18日。価格はPS4版は未発表、PC版は税込み1780円となっている。なお、PS4版は国内向けにはまだ正式に発表されておらず、今回発表されたリリース日時は海外版のものとなる。
WATTAM is coming to PS4 and the Epic Games Store on December 17. Pre-order now for a discount! https://t.co/9Sif5fvy5n pic.twitter.com/joK6d7SCfn
— Annapurna Interactive (@A_i) November 11, 2019
『Wattam』の主人公は、記憶を失い暗い世界でひとりぼっちになったメイヤー(町長)だ。メイヤーが何もない世界にぽつんとある小石を拾いあげると、その小石は言葉を投げかけてきて、すぐにメイヤーと友達になった。こうしてメイヤーによる姿や言葉を超えた再生の物語がゲーム内では描かれていく。
本作の特徴は、友達同士の相互反応で登場するキャラクターの姿がどんどん変化していくことだ。どんぐりの友達は大樹の友達になったり、果物の友達は口の友達に食べられるとうんちの友達になる。友達同士ではしゃいでいたら、太陽の友達が帰ってきて世界に明かりがもたされる。
明るくなったことによって失われる友達がいるかもしれないが、そんな失われた友達からは新しい友達が現れてくるだろう。こうして世界が循環することによって、どんどん友達は増えていき、賑やかな世界になってくる。
プレイヤーはいろいろなキャラクターを切り替えながら操作し、友達同士の相互反応に干渉していく。ほかのさまざまな友達は自律して遊んでいるので、泣いたり、転がったり、手を繋いで遊んだり、一緒に協力してゲームが指定する目標を達成したりすることもできる。
本作は可愛らしくユーモラスなグラフィックが特徴だが、音楽はインタラクティブミュージックが採用されており、それぞれの場所やキャラクターに独自の音楽があり、繋がりを生まれると音や楽器が混ざり合っていくという。
プレイヤー同士の協力プレイでは画面分割にも対応しており、現実の友達と遊ぶことも可能だ。高橋慶太氏らしい唯一無二のユニークで不思議なゲームとなっていそうだ。
ライター/福山幸司