セガは1994年11月22日に発売された同社6番目の家庭用ゲーム機「セガサターン」の25周年を記念し、公式Twitterアカウントでプレゼント企画や当時の振り返りを行っている。
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— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) November 21, 2019
じゅいぃぃ〜〜ん、じぅいぃ〜〜〜ん、じゅを〜〜〜んん
セガサターン、25歳の誕生日をお知らせします。HAPPY BIRTHDAY SEGA SATURN!#セガサターン25周年 pic.twitter.com/UrK8LbjsFU
セガサターンはセガ6番目の家庭用ゲーム機という点から、太陽系第6惑星である土星の名前が与えられたゲームハードだ。CDドライブを搭載し、セガハードとしては初めて3Dポリゴン描画機能も搭載。PlayStationやニンテンドウ64、3DO REAL、PC-FXとともにいわゆる32bit世代のゲーム機として覇権を争った。
アーケードゲームに強いセガだけに、『バーチャファイター』シリーズや『デイトナUSA』、『バーチャロン』といった人気作が多数移植されたことでも知られている。
また、X指定や18歳以上推奨としてアダルトゲームが移植・発売されたことも大きな特徴だ。『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』や『スーパーリアル麻雀』シリーズをセガサターンでプレイしたという方も少なくないだろう。
#セガサターン25周年
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) November 22, 2019
『デイトナUSA』(1995年4月1日発売)
アーケードからの初の移植作品。「Model2基板との性能差によりポリゴン表示数を減らし、秒間20フレーム表示で頑張って再現した」と語りながらプレイするのは当時移植を担当したスタッフ。20年ぶりのプレイ! pic.twitter.com/z4A53Aly0B
セガはハッシュタグ「#セガサターン25周年」で当時の思い出を振り返っている。その中でも特に興味深いのが、上記の『デイトナUSA』を移植したスタッフが20年ぶりにプレイする姿だろう。クラッシュに苦笑しながらも楽しそうにプレイする姿は見ていて気持ちがいい。
「Model2基板との性能差によりポリゴン表示数を減らし、秒間20フレーム表示で頑張って再現した」というのも当時をうかがい知る貴重な話だ。『バーチャファイター』や『バーチャロン』など、Model 2向けのゲームをセガサターンに移植するのは大変だったであろうことが見える。
#セガサターン25周年
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) November 21, 2019
あるセガ社員がセガサターンを手にしたきっかけはこれ。
「バーチャファイターリミックスのサターン同梱版が欲しくて欲しくて買いました」(ゲーム会社勤務・51歳・男性)
あなたとセガサターンとの出合いや思い出を「 #セガサターンと私 」と共に教えてください! pic.twitter.com/FvU2DzfRuR
セガ社員から「セガサターンとの出会い」についても聞き取りを行っている。紹介されているメモがすべて「ゲーム会社勤務」と書かれているのがなんとも面白いが、内容を見ると『セガラリー』や『バーチャファイターリミックス』など、アーケードゲームの移植作品目当てであることが多い。セガサターンとの出会いは「#セガサターンと私」にて募集している。
#セガサターン25周年
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) November 21, 2019
『セガサターン』はもちろんのこと、『メガドライブ』『ドリームキャスト』にスマホを置くだけで、充電が可能!
”セガの家庭用ゲーム機がワイヤレス充電器に! 「メガドライブ」「セガサターン」「ドリームキャスト」を2分の1サイズで再現 https://t.co/9O8gKbELwj ” pic.twitter.com/cvpnmiiTd4
これまでセガサターン型のハイレゾ音楽プレイヤーやプラモデル、果ては入浴剤といった少し奇妙な物までさまざまな商品展開を行ったセガハードだが、セガハード型のワイヤレス充電器も紹介されている。
このほか、高級感あふれるセガサターンの試作機や、セガ社員秘蔵のレアアイテムなど、珍しいものが多数紹介されている。セガ公式ツイッターアカウントは随時更新されているので、ぜひチェックしてみてほしい。
ライター/古嶋誉幸