PS2で発売された『ゼノサーガ』はリマスターが検討されていた。市場分析の結果最終的にキャンセルとなっていたことを原田勝弘氏が伝える

 『鉄拳』シリーズのディレクターとチーフプロデューサーとしてよく知られる原田勝弘氏が、ファンからの「『ゼノサーガ』HDコレクションを発売する予定はありますか?」という質問に返答。かつて『ゼノサーガ』リマスター計画が持ち上がったが、市場分析の結果収益性が見込めず、最終的にキャンセルされたと答えた。

 原田氏は期待するファンに謝罪し、しかしこの計画が再浮上することは難しいとしている。氏はバンダイナムコエンターテイメントのオリジナルIPゲームプロジェクトのゼネラルマネージャーでもある。

 『ゼノサーガ』シリーズはモノリスソフトが開発し、バンダイナムコゲームズからリリースされたPlayStation 2向けRPGだ。PlayStationで発売された『ゼノギアス』との関連性を持つが、直接の続編ではない。
 『ゼノサーガ エピソードI[力への意志]』が2002年にリリースされ、2004年に『ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]』、2006年に『ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]』が続いた。

 各エピソードの副題は「力への意志」、「善悪の彼岸」、「ツァラトゥストラはかく語りき」と、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの著書や提唱した哲学的概念が引用されている。ゲームに登場する敵対勢力「グノーシス」などからも分かるとおり、SFをベースにグノーシス主義や哲学、宗教思想などを織り交ぜたストーリーが展開する。

(画像は『ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]』公式サイトより)

 『ゼノサーガ』シリーズに登場する「KOS-MOS」は、『ファミスタ』シリーズ『PROJECT X ZONE』シリーズ、モノリスソフトの最新作である『ゼノブレイド2』にも登場。『ゼノサーガ』シリーズの象徴的なキャラクターとなっている。2019年に20周年を迎えたモノリスソフトが公開した記念イラストでは、センターの座を占めている。

(画像はモノリスソフト公式サイトより)

 モノリスソフトは現在任天堂の子会社として、『ゼノブレイド』シリーズを開発。2020年には、Wiiで発売された作品のリマスターである『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』のリリースを予定している。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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