5月29日の発売が迫るNaughty Dogの『The Last of Us Part II』に関するレーティングが前作から若干引き上げられていることを、海外メディアDual Shockersが発見した。
ESRBレーティングは前作『The Last of Us』と同じ17歳以上推奨の「M」だが、新たに「Nudity」が追加され、「Sexual Themes」が「Sexual Content」に変更されている。「Nudity」はその名のとおり裸体の描写への警告だ。「Sexual Content」は性的な行為への非明示的な言及、および部分的なヌード表現を含む。「Sexual Themes」は性や性欲への言及にとどまるのみとなる。
『The Last of Us』や『UNCHARTED』シリーズなど、これまでのNaughty Dogのゲームのレーティングにこういった性的表現は含まれていなかった。『The Last of Us Part II』がそういった表現を持つ初めてのゲームとなる。
この表現を踏まえると、2018年に公開されたゲームプレイトレイラーでは、恋仲を予感させるエリーとディーナのキスシーンを見ることができる。また、2017年に公開されたトレイラーは賞賛を受ける一方で、非常に強烈な暴力表現による批判も受けている。
2017年、SIEの社長兼CEOのジム・ライアン氏は海外メディアThe Telegraphのインタビューにて、『The Last of Us』を「大人がプレイする大人向けのゲームである」としていた。
まだ少女だった『The Last of Us』のエリーは少し成長し、自立した一人の女性として『The Last of Us Part II』ではメインキャラクターとして暴力に支配された世界を旅することになる。今回のレーティングの上昇は、そんなエリーの成長した姿をしっかりと描くために必要な措置なのだろう。
ライター/古嶋誉幸