Mojangは2月6日(木)、サンドボックスゲーム『Minecraft』(マインクラフト)のJava版バージョン1.16「ネザーアップデート」において、更新データの一部を抜き出した最初のスナップショット「20W06A」を公開した。
「ネザーアップデート」は、2019年9月に行われた公式イベント「MINECON Live 2019」で初めて発表された『Minecraft』バージョン1.16の大型アップデートだ。本アップデートでは、溶岩と狂暴なモンスターで構成される地獄のような世界「ネザー」に3つの新たな地形(バイオーム)が追加される。
ひとつ目の新たな地形はソウルサンドの谷(Soulsand Valley)。この地形では常に青い霧が発生しており、「ソウルソイル」と呼ばれる新たな土ブロックや、地表に露出した化石や、鍾乳洞のようにぶら下がった玄武岩のある巨大な洞窟が出現する。
ソウルソイルは移動速度を遅くする特徴を持つ「ソウルサンド」と違い、移動速度は下がらない。さらに、このブロックの上では青い炎が燃え上がり、常に赤みがかった風景が広がる異様な地形となりそうだ。
ふたつ目の新たな地形は、成長したネザーウォートが迷路のように広がる深紅の森(Crimson Forest)。ネザーにおける草ブロック「ネザーグラス」などの植物やキノコが植生しているほか、「ホグリン」と呼ばれる野生生物や、ネザーの新たな原住民「ピグリン」も生息し、独自の生態系を築いている。
3つ目の新たな地形、歪んだ森(Warped Forest)はネザーウォートの森と近いものの、青みがかった暗い森。木にはグロウストーンのように発光するキノコのブロックが寄生しており、暗い森の中をほのかに照らしている。
ネザーでは新たな鉱物資源「ネザーライト」が登場し、ダイヤモンドよりも強力な装備やツールを作成できるようになる。海外メディアPC Gamerによれば、ネザーライトの防具があれば、溶岩の影響を受けずにネザーで活動できるようになるという。さらに、古代の破片(Ancient Debris)と呼ばれる特殊な遺物も見つかるようになった。
そのほか、ノックバック耐性の仕様変更や、ブロックを垂直に積み上げた際のつなぎ目が無くなったり、プレイヤーが村に近づいた際の襲撃イベントが発生しなくなったりするなどの細かな変更も行われている。そのほかの詳細について興味があれば、『Minecraft』の公式サイトをチェックしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ