3月20日についに発売となる『あつまれ どうぶつの森』において、各メディアによるレビューが3日17日より解禁され、非常に高い評価を得ていることがわかった。
参考値とはなるが、各レビューの合計を平均化したレビュースコア集積サイト「Metacritic」でのスコアは、48件のレビューの平均が記事執筆時点で91点で、『どうぶつの森』シリーズにおいて最高得点となっている。また、「Open Critic」でも43件のレビューの平均で92点を記録している。
『あつまれ どうぶつの森』はスローライフを楽しむ『どうぶつの森』シリーズの最新作だ。プレイヤーは現実と同じ時間が流れる無人島を発展させながら、DIYや釣り、おしゃれなどさまざまなアクティビティを楽しんでいく。
レビュースコアはすでに100点がいくつも並んでいるが、なかでも目に付くのはフォーブスとデイリー・テレグラフだ。それぞれ経済誌と一般紙のジャンルに属しており、純粋なゲームメディアではないが、これまでに話題作を中心にゲームのレビューを公開している。
フォーブスは「我々に今すぐ必要なゲーム」と記事タイトルからすでに絶賛。記事タイトルの理由は新型コロナウイルスとセンセーショナルだが、難しい時期だからこそ『あつまれ どうぶつの森』のようなゲームが必要だと語っている。ゲームの評価に発売時の世相が含まれることは、すこしめずらしい視点かもしれない。
ゲームメディアではIGNとGame Informerもレビューを公開。
IGNは唯一ゲームのストーリーも評価点としてあげており、これまでのシリーズのストーリーは「町に引っ越してきて借金を返す」というものだったが、『あつまれ どうぶつの森』には「プレイヤー自らが島を開拓して島自体の評価を上げる」努力の動機がある点を評価。この評価システムはストーリーにも大きく関わるという。
すべてのレビューに共通するのは、レビュワーの島での生活や思い出を紹介する文章が書かれる点だ。スローライフを楽しむゲームとして外せないが、自分の生活を誰かに紹介したくなるというのはゲームの重要な評価点だろう。
また、今作で新たに導入された「たぬきマイレージ」の存在は異口同音の好評価を受けている。「たぬきマイレージ」はゲームでさまざまな活動を通してたまるマイルで、生活に役立つアイテムを手に入れられるシステムだ。あまり能動的でないプレイヤーであっても行動の指標ができ、島での生活を楽しむことができるようになる。
【スマホアプリ紹介③】
— どうぶつの森 (@doubutsuno_mori) March 11, 2020
本日ご紹介するのは『たぬきマイレージ』!
無人島での活動を楽しみながらマイルを貯めて、暮らしを豊かにする景品と交換できる・・・移住生活を楽しみ続けていただくためのサービスなんだも♪
色んな活動にチャレンジして、マイルとパスポート用の肩書きを集めてね! pic.twitter.com/zCtMzr2QGw
発売を間近に控えた『あつまれ どうぶつの森』だが、このままいけばレビュースコアとしてシリーズ最高傑作の名誉を得ることになるかもしれない。発売まであとわずか。ファンは期待してゲームの発売日である3月20日(金)を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸