ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛を支援するため、『アンチャーテッド コレクション』と『風ノ旅ビト』の無料配布を日本時間4月16日正午より開始することを発表した。詳細な時刻は明かされていないが、現地時間5月5日(日本では5月6日ごろ)までの期間限定配布となる。
また、財政難に陥っているインディデベロッパーを支援するための1000万ドル(約10億円)の基金を設立することもあわせて発表。これらの支援を合わせて、今回の動きを「Play At Homeイニシアチブ」としている。
『アンチャーテッド コレクション』は、PlayStation 3で発売された『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』、『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』、『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』の3本をPlayStation 4向けにリマスターしてひとつにまとめたパッケージタイトルだ。1080p、60fpsやフォトモードにも対応。シングルプレイキャンペーンのみ収録となり、マルチプレイは収録されていない。
映画のワンシーンのようなダイナミックな演出をシームレスにプレイできるアクションゲームの初期3作を一度に楽しめる。
『風ノ旅ビト』は砂漠をさまよいながら、彼方に見える巨大な山を目指すアドベンチャーゲームだ。文字情報を使わず、美しいグラフィックによる演出のみでゲームの物語が表現されている。
マルチプレイを搭載しており、コンソールがオンラインならいつの間にか他のプレイヤーがゲームに参加していることがある。マッチング相手は選べず、どのタイミングで参加してくるかもわからない。協力して進むのも、個別に好きなように進むのも自由だ。
なお発表では、中国とドイツでは『風ノ旅ビト』と『KANCK 2』に置き換えられることが明らかにされているが、そのほかは各地域における配信の有無やタイトルの変更は伝えられていない。そのため日本でも同様の「Play At Homeイニシアチブ」が実施されると考えられる。日本国内向けの発表があった際には、あらためてそちらもお伝えしたい。
【更新 2020/4/15 11:30】 国内向けにも「Play At Homeイニシアチブ」が実施されることが発表された。詳細はこちら。
ライター/古嶋誉幸