アマゾンフランスにて、多数のコンソール向けゲームのPC版ページが開設され注目を集めている。『Days Gone』、『グランツーリスモSPORT』、『Bloodborne』、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』、『The Last of Us Part II』、はては『スーパーマリオ オデッセイ』など、実際に出ればPCゲームのファンは大喜びするであろうラインナップだ。
ただし、これらはフェイクニュースであることが明らかにされている。海外メディアIGNはソニーと、PC Gamerはセガと連絡をとり、それぞれの企業がこのリストを誤りと回答している。セガはもう一歩踏み込み、「発生した原因と削除する方法を検討している」とした。Polygonはアマゾンフランスに確認を取っているが、記事執筆時点で返答はないようだ。『スーパーマリオ オデッセイ』に関しては、連絡を取るまでもないだろう。
アマゾンフランスでは、すでに開発が中止された『Scalebound』が現在も掲載されているほか、今回の騒動とは別に2015年にもPC版『Bloodborne』が掲載され注目を集めた。このように、アマゾンフランスに掲載される商品が必ずしもオフィシャルでないことがわかるが、実際にPC版がリリースされる『Horizon Zero Dawn』の商品ページが今年2月の発表前に開設されていたことから、信じるという声も少しばかりあったようだ。同作は3月にPC版が実際にリリースされることが発表された。
アマゾンだけでなく、未発表の新作や移植版が第三者のストアページに先んじて掲載され注目を集める例は多々あるが、いくつかの場合は販売業者がたしかな情報なく登録したり、あるいは単純にミスで掲載されたという例である。また、発売日や価格なども「プレースホルダ」と呼ばれる仮置きの数値として入力されることもある。この手のリーク情報に一喜一憂するのは控えた方が健康に良さそうだ。
文/ishigenn