PlayWay S.A.は、Woodland Gamesが開発するホラーゲーム『Autopsy Simulator』を発表した。価格やリリース日、PC以外のプラットフォームでの展開は未発表。
検死をテーマにしたホラーゲームなので、トレイラーやSteamストアページには死体の内蔵描写や腕に湧く虫など、ショッキングな映像のオンパレードとなっている。苦手な方は注意して欲しい。
『Autopsy Simulator』でプレイヤーはジャックと呼ばれる検視官として、運ばれてくる死体を検死することになる。死体とともに届くレポートには新聞記事の切り抜きやメモがまとめられており、それを元に検死を進めることになる。検死プロセスは病理形態学者や法医学博士の協力の下に構成されており、本物の病理解剖さながらだという。
ある日、ジャックは運ばれてきた身元不明の女性の遺体から、死別した妻の結婚指輪を発見する。そこから検視官としての日常が崩壊し、不吉な力による正体不明の恐怖へと足を踏み入れることになる。トレイラーでは懐中電灯を片手に薄暗い廊下を調べたり、正体不明のモンスターに追われジャックが逃げるシーンが確認できる。
暗い検死室でひとり死体と向き合うホラーということで、以前リリースされたエンバーミングをテーマにした無料のホラーゲーム『The Mortuary Assistant』とも近い。とはいえ予算規模も大きく異なるので、『Autopsy Simulator』は本格的な人間の内臓描写を持つ検視官シミュレーションとしての側面にも力が入っているようだ。
本作はPlayWay S.A.とそのデベロッパーが得意とする一人称視点の職業シミュレーションゲームに、一人称視点ホラーの要素を合体させたゲームだ。Woodland Gamesはそういった作品を以前にも発表している。廃墟を探索するパルクールアクションにホラー要素を合体させた『Urban Explorer』も興味がある方はチェックして欲しい。
ライター/古嶋 誉幸