限られた面積の中で自宅のインテリアをどのように装飾するのかは、『どうぶつの森』シリーズにおける最大の悩みどころだ。そんなシリーズの最新作『あつまれ どうぶつの森』で、プロのインテリアデザイナーが島民たちにアドバイスを送るという有意義なイベントが開催されている。
この企画はNetflixで配信されている人気番組『クイア・アイ』の一環で、番組の公式Twitterアカウントを通じて実施されている。同番組はさまざまな分野に精通した5人のゲイ男性「ファブ5」が、その能力とキャラクターを生かして悩みを抱える相談者の人生を変えるべく奔走するリアリティ番組。今回の企画でアドバイスを送るのは、ファブ5のひとりでありインテリアデザイナーとしても活躍するボビー・バーク氏である。
Hai Nook Miles+ members!! Do you need help making your #AnimalCrossing house a little more shamazing? Well, @bobbyberk is SOO EXCITED to share his interior design expertise with you!✨? Reply to this tweet with pics of your home + the hashtag #QExAC for some special hiptips! pic.twitter.com/djztAdwsmV
— Queer Eye (@QueerEye) April 28, 2020
バーク氏は投稿された画像に「すばらしい!」や「すごくかわいい!」と賞賛する一方で、必要とあればプロの目線で家具の位置を変更するようにと的確なアドバイスを送っている。
たとえば、ミニマリストとしても知られている氏だが、物が多すぎる家にはNetflixのお片付けをテーマにした番組『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』を引用し、物を減らすよう助言した。
I think it may be time to bring @MarieKondo in pic.twitter.com/rY6jq1HAg6
— Bobby (@bobbyberk) April 28, 2020
その一方で、ユーザーの相談した物件に物が少なすぎる場合には、「もっと快適な部屋にするときが来ました!」と伝え、ベッドを良いものにしてより家具を置くようにと、自分らしい部屋にするようアドバイスしている。
氏は必要な物だけがある部屋を構築するスペシャリストだが、すべての物をなくしたいわけではない。近藤氏の提唱する「ときめく物だけ手元に残す」という考え方に近い。
I’m all for a minimalist home, but it’s time to make your space more comfortable! Upgrade to a bed and craft more furniture to really start to make your space feel like home. Just ask @kankanyonce what a difference it can make! ♥️
— Bobby (@bobbyberk) April 28, 2020
それ以外にも、カブで満載の部屋を持つ相談者に「エントランスに照明を置いて、もっと明るくしましょう。カブが高く売れると良いね!」と、ゲームの内容も織り交ぜたアドバイスを送っている。
I’d put some nice lighting around the entrance to really brighten the place up.
— Bobby (@bobbyberk) April 28, 2020
Good luck with your turnip prices!
また、「私の家はとても恥ずかしい……」というツイートには、番組のアカウントが「そのためにボビーがいます!」と励ましている。相談者はその後自身の家のスクリーンショットをアップロードしてアドバイスを求めている。記事執筆時点でバーク氏のリプライは付いていないが、今後なんらかのアドバイスが付くことだろう。
That's why bobby's here! To bring your house from drab to totally fab ✨💞
— Queer Eye (@QueerEye) April 28, 2020
Netflix番組『クイア・アイ』は、ファブ5が単に各業界のプロフェッショナルとしてターゲットの人物をオシャレにするだけでなく、その人のライフスタイルや悩み、問題などについて真っ向から話し合うのが魅力だ。悩みを持つ人を内面から良いものにしようとする真摯な姿勢と、つとめてポジティブに人の背中を押す後味のよさが、人気の秘訣となっている。
今回の企画ではかなりたくさんの相談が寄せられているが、バーク氏は番組同様に親身に答え続けている。『あつまれ どうぶつの森』のインテリアコーディネートにプロがアドバイスをくれる機会は滅多にないだろう。英語で書く必要があると思われるが、アドバイスが欲しいという方はハッシュタグ「#QExAC」をつけて、番組のツイートに部屋のスクリーンショットをリプライで送ろう。
ライター/古嶋誉幸