小・中規模のRTAオンラインマラソンイベントを企画・運営する「Online Marathon Eventers」は、「Kusoge Of The RTA」を7月4日と5日の両日、10時から22時まで開催する。タイトル通り、「クソゲー」を実時間で競うRTAを連続して披露するオンラインイベントだ。
Online Marathon Eventersは、過去に「1時間で走破できるゲーム」を対象にしたRTAイベント「RTA 1n Kagawa Online」を主催したグループだ。今回扱うのは前述の通り「クソゲー」。定義があいまいな言葉だが、このRTAイベントでは「バグが多く、進行不能になることも多々ある」、「理不尽なほど高難度」、「ゲームとしての体裁を保てていない」作品がクソゲーと評されることが多いとしている。
すでにゲームの応募自体は締め切られているが、Q&Aでは「自分がクソゲーと思ったら申請していただいて大丈夫です」としている。また、紹介文や紹介動画でそのゲームがいかにダメかを説明して欲しいともしている。それらを元に運営側でそのゲームがクソゲーかどうかを判断するという。
またこのほか、「神ゲーのクソゲーカテゴリ」という、名作や良作を“クソなカテゴリ(ルール)”で走るという基準もアリとされており、幅広い意味でのクソゲーが許容されてえいると考えてよいだろう。クソゲー判定に関するQ&Aは以下のとおり。
■「RTA 1n Kagawa Online」Q&A(一部)
Q.クソゲーの定義がいまいちわからないのですが…
A.自分がクソゲーと思ったら申請していただいて大丈夫です。いかにクソゲーであるかをゲーム紹介文に載せていただけると助かります。
Q.ゲームカタログwikiでクソゲー判定を受けていたらクソゲーだと思っていいですか?
A.ある程度参考にしてもらって大丈夫です。
Q.運営の方でクソゲー判定していただけるんですか?
A.応募時のゲーム紹介や動画を基準に運営で判断します。
Q.クソゲーオブザイヤーとは特に関係ない感じですか?
A.リスペクトさせていただいているだけで、関係はありません。
Q.神ゲーの糞カテゴリーでもいいですか?
A.自分がクソゲーと思ったら申請していただいて大丈夫です。
ただし「クソゲー」という言葉はキャッチーだが重く、聞くだけで眉をひそめる方も少なくない。個人の好みや感覚も異なるため、たとえ万人が認めるクソゲーがあったとしても選出は配慮されるべきだろう。5月10日にゲームの募集が締め切られたので、登録作品はもうしばらくすれば公開されるはずだ。まずはそちらを楽しみに待ちたい。
ライター/古嶋誉幸