『ピクミン』から影響を受けて開発中のアクションアドベンチャーゲーム『The Wild at Heart』のSteamストアページが公開された。ストアページによれば日本語にも対応するという。公式サイトによると発売は2021年予定、対応プラットフォームはPCとXbox One。価格は未定。
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— Echo Weaver by Moonlight Kids (@moonlightkids_) March 14, 2020
『The Wild at Heart』は子供のころの逃避行をテーマにした作品で、「ディープウッズ」と呼ばれる不思議な世界に迷い込んだふたりの少年が「スプライトリングス」と呼ばれる小さな魔法の生き物と協力し、ほかの住人を助けたり、あるいは助けを借りたりしながら世界を旅していく。
ゲーム内でプレイヤーは魔法生物のスプライトリングスを率いて物を壊したり、新たな道を切り開いたり、敵を倒して戦利品を集めたりしていくことになる。海外メディアGame PilgrimやGaming on Tumbrにて公開されたインタビューによれば、本作のゲームプレイは『ピクミン』から影響を受けており、彼らは橋を建築したり、プレイヤーの命令次第で命を顧みず戦うこともあるそうだ。
また『ピクミン』と同様に赤いスプライトリングは火に強いなど、種類によって得意なことが違う。スクリーンショットでは赤いもの以外にも青や黄色のスプライトリングスが確認できる。彼らの能力をうまく利用することが、ゲーム攻略の重要な鍵となるだろう。
また本作はサバイバルRPG要素も持っており、マジカルアイテムや電機部品、スクラップなどを集めて新しい建築物、アイテム、アップグレードを製作することができる。昼夜のサイクルもあり、日が沈んだあとは強力で恐ろしい敵が出現するようだ。恐ろしいディープウッズの夜は、キャンプでたき火の近くにとどまっていたくなるだろう。
子供時代をテーマにしたストーリーとアートスタイルは、絵本『かいじゅうたちのいるところ』や、ジブリ映画、『IT』、『スタンド・バイ・ミー』、『パンズ・ラビリンス』、『ネバーエンディング・ストーリー』など、広範囲な作品に影響を受けているという。
本作の開発はアメリカのオレゴン州ポートランドとジョージア州アトランタに別れて拠点を置くゲームデベロッパーのMoonlight Kidsが担当、パブリッシングは先日リブランドが発表されたHumble Gamesが担当する。すでにいくつものゲームショーに出展されており、テストプレイも進んでいるようだ。
とはいえ発売目標は2021年となっており、ゲーム本編が遊べるのはもう少し先になるだろう。ゲームが気になるという方は、Steamでウィッシュリストに登録し続報を待って欲しい。
ライター/古嶋誉幸