VジャンプのYouTubeチャンネルにて配信中の「【ドラクエの日特別番組】「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」最新情報ダイ放出スペシャル!」にて、スクウェア・エニックスが開発を進める『ダイの大冒険』ゲーム化プロジェクト「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 GAME PROJECT」の情報が公開された。
ゲームは合計3つ発表され、スマートフォン向けに『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』、対戦カードアーケードゲーム『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』、家庭用ゲーム機向けアクションRPG『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』がそれぞれ発表された。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』
スマートフォン向けRPG『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』のプラットフォームはAndroid、iOS。2021年配信予定。ジャンルは「爽快”大爆進”RPG」と銘打たれており、DeNAが開発に携わっている。敵味方の絆が紡がれていくストーリーをゲームで体験できるものを目指して、ゲームタイトルに付けたという。
画面はスマートフォンを縦の画面にして遊ぶ仕様になっており、バトルシーンでは敵味方が入り乱れて戦いつつ、適切なタイミングで呪文や技を出すのがゲーム攻略の鍵となっているという。スマートフォンながら、2D風に描かれた3Dグラフィックのキャラクターが表現されて、リッチなつくりとなっており「大地斬」などの必殺技を繰り出すと、カットシーンも入るようだ。原作で出てくる衣装を着せ替えることができるという。ソロでも遊べるのはもちろん、協力プレイも可能だという。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』
対戦カードアーケードゲーム『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』は、タカラトミーアーツが開発に携わっており、ストーリーモードのほか、プレイヤー同士で対戦も可能。家族同士で楽しめるものとなっている。2020年秋以降に稼動予定。
特徴としては、カードをマシンのフラットパネルに置き、そのカードを動かしてフィールドを走り回るシステムを採用している。バトルではカードのデッキを構築して、攻撃に合わせてボタンを連打したり、タイミングよくボタンを押して防御するという、アクション性の高いものとなっている。カードを保存できるカードアルバムや、プレイデータを記録する「冒険の書」などのグッズを発売予定。カードのイラストをすべて書き下ろしとなってるので、集めがいのありそうなものになっていそうだ。
『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』
家庭用ゲーム機向けアクションRPG『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、プラットフォームは未定。開発はスクウェア・エニックスが担当しているようだ。アクション性の高い原作に合わせて、RPGではなくアクションRPGにしたという。
まだ開発初期の段階で詳しい情報は明かされなかったが、3Dグラフィックで描かれたダイが『ドラゴンクエスト』シリーズのおなじみのモンスターと戦う映像が公開された。魔王郡であるクロコダインやフレイザード、竜騎士バランも登場し、どこまでのストーリーが描かれるのか気になるところだ。
また今回のゲーム情報に先駆けて、アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のキャスト情報が解禁され、ダイ役には種崎敦美さん、ポップ役には豊永利行さん、マァム役には小松未可子さん、レオナ役には早見沙織さん、アバン役には櫻井孝宏さん、ヒュンケル役には梶裕貴さんが発表された。最新アニメから抜粋された映像が流れ、放送時期はテレビ東京系列にて2020年10月と発表された。これらのキャスト陣はゲームでも続投するようだ。
新作アニメ『ダイの大冒険』の声優陣が発表、主人公ダイは種崎敦美さんに。配信は2020年10月に決定
番組の冒頭では『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親・堀井雄二氏と、『ダイの大冒険』の原作者である三条陸氏が出演。月刊OUTでライターをやっていた時代からのお互いを知っていた旧知の仲であることを明かした。
発表があった本日5月27日は、シリーズの第一作『ドラゴンクエスト』が発売された日であり、日本記念日協会から「ドラゴンクエストの日」に認定されている。このメモリアルデーに約30年前に連載がはじまった『ダイの大冒険』が、2020年にきて新作アニメ、さらに3本の新作ゲームと大きな動きを見せた。海外でもアニメが放送されたこともあり、日本だけではなく海外の反響も気になるところ。『ダイの大冒険』がどのように展開されるか、これからも要注目だろう。