アメリカのアニメコンベンション「Anime Expo」を主催する日本アニメーション振興会(Society for the Promotion of Japanese Animation、以下、「SPJA」)は、オンラインイベント「Anime Expo Lite 2020」を7月3日・4日(金・土)に開催することを発表した。
「Anime Expo」は1992年から開催されている北米最大のアニメコンベンションだ。例年通りであれば今年もカルフォルニア州にあるロサンゼルス・コンベンション・センターにて29回目のイベントが開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響拡大により中止を余儀なくされている。
今回発表された「Anime Expo Lite 2020」は中止となった「Anime Expo 2020」に代わるイベントとして開催。イベントではブシロードをはじめ、日本のアニメや漫画などのコンテンツを配信するCrunchyrollやポニーキャニオン、翻訳を手がけているVIZ Mediaなどの業界パートナーによるコンテンツが特集されるという。また、今回の発表にあわせて『すばらしきこのせかい』をモチーフに取り入れたイベントのアートワークも公開されている。
今回の発表に際し、SPJAのCEO(最高経営責任者)であるレイ・チェン氏は「会場からのライブ中継自体は2017年から実施してきた」と説明したうえで、「伝統的なアニメエキスポを仮想体験に組み込めることに興奮している。今年はすべてが異なるため、これまでの参加者だけでなく、どこに住んでいても日本のポップカルチャーが持つ情熱をアニメファンへ伝えるまたとない機会だと思っている」とコメントしている。
イベントではアーティストやキャラクターデザイナーとして活躍する天野喜孝氏をはじめとする特別ゲストの登場や、業界リーダーとのパネルディスカッションを予定。このほか、企業による発表や日本限定のコンテンツ、視聴者プレゼントなどの企画が実施される予定だ。
業界パートナーによるコンテンツは今後数週間以内に詳細が発表されるとのことなので、公式メールマガジンや公式SNSアカウント(Twitter、Instagram、Facebook)、公式YouTubeチャンネルから発表される続報を待ちたい。
ライター/ヨシムネ