株式会社GOODROIDは、ホラーアドベンチャーゲーム『魔女の家』のスマートフォン版をリリースした。対応プラットフォームはiOSとAndroid。iOSは9.0以上、Androidは6.0以上のOSを搭載したスマートフォンやタブレットが必要。価格は無料だ。
お待たせいたしました!
— 株式会社GOODROID (@GOODROID_inc) June 15, 2020
「#魔女の家」アプリ版は明日6月16日(火)リリース予定です。
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『魔女の家』のオリジナル版は2012年にリリースされたホラーゲーム。ふみー氏によって制作され、フリーゲーム配信サイト「ふりーむ」にて累計ダウンロード数で現在も1位となっている名作だ。
2018年にグラフィックが大幅に変更され、ストーリーなども追加された『The Witch’s House MV』がSteamにてリリースされた。
ゲームの主人公はヴィオラと呼ばれる少女。彼女は森の中で気がつき、出口を探して森の中に建つ館へと迷い込む。館には様々な形で死のトラップが待ち構えており、選択を間違うとヴィオラは簡単に死んでしまう。ゲームの難易度も高く、かわいいグラフィックとは裏腹に、多種多様な死亡シーンでは流血などの暴力表現も過激だ。
国内外で高い評価を獲得し、様々な言語に翻訳され、前日譚『魔女の家 エレンの日記』はコミカライズもされるなど、ゲームだけでない幅広いメディアで物語が展開している。
今回スマートフォンでリリースされた『魔女の家』は、タイトルこそオリジナルと同じだが、グラフィックは『The Witch’s House MV』準拠のものになっている。クリア後には倍速モードも選べるようだ。他にもスマートフォンならではの機能を搭載しているという。
グラフィック以外の点で『The Witch’s House MV』とスマートフォン版『魔女の家』がどの程度同じ内容かは不明だが、序盤をプレイした限りでは多くの場面で広告が表示されるようだ。1520円の作品がスマートフォンでは無料で遊べると考えると仕方ないかもしれないが、ホラーゲームの雰囲気を台無しにしかねないため、オフラインでもプレイできる有料の広告非表示オプションが欲しい所だ。
『青鬼』や『ゆめにっき』と共に、ツクール製ホラーゲーム屈指の名作として数えられる『魔女の家』がスマートフォンでも手軽に遊べるようになったのはうれしいことだ。ゲームをプレイしたことがないという方も、これを機に恐怖の館に足を踏み入れてみて欲しい。
ライター/古嶋誉幸