一般社団法人RTA in Japanは6月29日(月)、国内最大級のオンラインゲームスピードランイベント「RTA in Japan Online 2020」のゲームスケジュールを発表した。
本イベントは8月13日(木)の正午から8月16日(日)の夜まで開催され、本イベントのために練習を積み重ねた56名のランナーが約80時間にわたり、49タイトルでゲームごとの目標をどれだけ早くクリアできるかを競う。
『RTA in Japan Online 2020』のゲーム選考についてお知らせです。
— RTA in Japan (@RTAinJapan) June 19, 2020
全ゲームリストをOengusにて公開しました!
緑が「当選」、青が「ボーナス」枠となっています。ぜひご確認ください。https://t.co/HQvFSnEW2y #RTAinJapan pic.twitter.com/bS7UAX9hqA
イベントタイトルに含まれる「RTA」とは、実時間で時間を競う”Real Time Attack”の頭文字を取った略称。海外では「Speedrun」と呼ばれており、世界各国で楽しまれているゲームの遊び方だ。ゲームの内容に合わせて内容は変化するが、多くのタイトルで採用されている「Any%」は、やり込み要素などを含む進捗率に関係なく最速でのクリアを目指すレギュレーション。そのほかゲームの難易度やバグ利用の有無、特定のルートのクリアなど、タイトルごとにさまざまなレギュレーションが存在する。
【更新 2020/6/30 12:20】 記事初版にて「例年通りであれば東京・秋葉原のイベントホール「ハンドレッドスクエア倶楽部」にて実施される」と記載しておりましたが、正しくは毎年夏季と冬季に開催される本イベントのうち、夏季は例年オンラインで開催されるものです。訂正しお詫び申し上げます。
Twitchチャンネル上では、運営がサブスクリプション機能を使ってイベントのスポンサー登録をお願いしている。サブスクリプションを行った場合、チャンネル内チャットで名前に特別なアイコンが付くほか、特別なエモートスタンプの解禁や動画広告が流れなくなるメリットがあるので、快適にイベント中継を視聴したい場合は検討してみてほしい。
なお、通販サイトAmazon.co.jpにて「プライム会員」あるいは「プライムビデオ会員」のメンバーシップへ登録している人は、付随するプレミアムサービス「Twitch Prime」の特典として「毎月ひとつのチャンネルに対して無料でサブスクリプションを行える」権利が利用可能だ。Amazonをよく利用する方はこちらを使うのも良いだろう。
RTA in JapanのTwitchチャンネルの新規エモートについてお知らせです。
— RTA in Japan (@RTAinJapan) April 7, 2020
「RTAちゃんのドット絵」を新たに追加しました。サブスクで1ヶ月間使えるようになるエモートですが、Twitchの配信ならどのチャンネルでも使うことができます。どしどし使ってください。 https://t.co/iSbmGQ22Zj #RTAinJapan pic.twitter.com/ljSCSShKuO
今回公開されたゲームスケジュールでは、8月13日(木)正午からの『ファイナルファンタジーVI』から始まり、8月16日(日)夕方ごろから出走する『カービィのエアライド』が締めくくりとなる。
当選タイトルにはNintendo Switch版の発売が決定した『星をみるひと』をはじめ、最新作の『バイオハザード RE:3』や先日スマートフォン版が配信された『魔女の家』が用意されている。
1987年のファミコンRPG『星をみるひと』がNintendo Switchで2020年夏に発売決定。魅力的な世界観と、凶悪な難易度を誇る伝説的RPGが、まさかの復刻
また、変わった採用タイトルの『英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け』や、オンラインならではの機能を活用する『ゼノブレイドクロス』などの他タイトルもチェックしてみてほしい。
RTAでは多くの場合、通常使用されないような技術を使って時間を短縮する試みが行われるが、例年通りであれば実況者および解説者がつくため、専門的な知識がなくとも楽しめる。
今年の夏は新型コロナウイルスへの危機意識の高まりから、行楽の選択肢が例年よりも狭まることが考えられるため、8月中旬はぜひ「RTA in Japan Online」を楽しむとよいだろう。
ライター/ヨシムネ