いま読まれている記事

1987年のファミコンRPG『星をみるひと』がNintendo Switchで2020年夏に発売決定。魅力的な世界観と、凶悪な難易度を誇る伝説的RPGが、まさかの復刻

article-thumbnail-200501h

 CITY CONNECTIONは、SFロールプレイングゲーム『星をみるひと』を2020年夏に発売すると発表した。プラットフォームはNintendo Switch。価格は990円。1987年にファミコンで発売したRPGの移植作となる。

 本作は荒廃した未来の巨大都市「あーくCITY」が舞台。人類を管理するスーパーコンピュータ「クルーIII」は人類をマインドコントロールしており、人々の記憶から抹消されている。このマインドコントロールが効かないのが新人類「サイキック」だ。このサイキックである超能力を持つ4人の子どもたちが、世界の真の姿とは、スーパーコンピュータと何なのかを解き明かすストーリーが描かれる。

 このようにとても神秘性に満ちた魅力的な世界観なのだが、1987年の当時のファミコン通信(現、ファミ通)のクロスレビューでは19点を低評価を獲得。凶悪ともいえる理不尽な戦闘バランス、最初の街に辿り着くまでも一苦労、さらにはヒントも少なく、ゲームを続きからするパスワードの入力も困難と、さまざまなシステムがゲームを進めることを困難にさせており、しばしば「クソゲー」と評される作品である。

 今回のNintendo Switch版は、忠実な移植になっていそうだが、パスワードなどはセーブ形式になっているのか、戦闘バランスなどはそのままなのか気になるところだ。なお公開されたトレーラーにおいても、戦闘に負けて主人公が死亡するという内容になっている。

1987年のファミコンRPG『星をみるひと』がNintendo Switchで2020年夏に発売決定。魅力的な世界観と、凶悪な難易度を誇る伝説的RPGが、まさかの復刻_001
(画像はYouTube「【Nintendo Switch】『星をみるひと』Hoshi wo Miru Hito – Teaser Trailer」より)
1987年のファミコンRPG『星をみるひと』がNintendo Switchで2020年夏に発売決定。魅力的な世界観と、凶悪な難易度を誇る伝説的RPGが、まさかの復刻_002
(画像はYouTube「【Nintendo Switch】『星をみるひと』Hoshi wo Miru Hito – Teaser Trailer」より)
1987年のファミコンRPG『星をみるひと』がNintendo Switchで2020年夏に発売決定。魅力的な世界観と、凶悪な難易度を誇る伝説的RPGが、まさかの復刻_003
(画像はYouTube「【Nintendo Switch】『星をみるひと』Hoshi wo Miru Hito – Teaser Trailer」より)
1987年のファミコンRPG『星をみるひと』がNintendo Switchで2020年夏に発売決定。魅力的な世界観と、凶悪な難易度を誇る伝説的RPGが、まさかの復刻_004
(画像はYouTube「【Nintendo Switch】『星をみるひと』Hoshi wo Miru Hito – Teaser Trailer」より)

 公式サイトでは、参加型企画として『星をみるひと』に関する壁紙用イラストをユーザーから募集するというキャンペーンを開催。もれなく優秀な人には、ゲーム内の壁紙設定やメニューからのイラスト閲覧として実装されるほか、公式サイトに掲載される。また参加者全員には、「星をみるひと 特製缶バッジ」がプレゼントされるので、我こそはという人は募集してみるといいだろう。

ライター/福山幸司

ライター
1987年のファミコンRPG『星をみるひと』がNintendo Switchで2020年夏に発売決定。魅力的な世界観と、凶悪な難易度を誇る伝説的RPGが、まさかの復刻_005
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ