CITY CONNECTIONは、SFロールプレイングゲーム『星をみるひと』を2020年夏に発売すると発表した。プラットフォームはNintendo Switch。価格は990円。1987年にファミコンで発売したRPGの移植作となる。
本作は荒廃した未来の巨大都市「あーくCITY」が舞台。人類を管理するスーパーコンピュータ「クルーIII」は人類をマインドコントロールしており、人々の記憶から抹消されている。このマインドコントロールが効かないのが新人類「サイキック」だ。このサイキックである超能力を持つ4人の子どもたちが、世界の真の姿とは、スーパーコンピュータと何なのかを解き明かすストーリーが描かれる。
このようにとても神秘性に満ちた魅力的な世界観なのだが、1987年の当時のファミコン通信(現、ファミ通)のクロスレビューでは19点を低評価を獲得。凶悪ともいえる理不尽な戦闘バランス、最初の街に辿り着くまでも一苦労、さらにはヒントも少なく、ゲームを続きからするパスワードの入力も困難と、さまざまなシステムがゲームを進めることを困難にさせており、しばしば「クソゲー」と評される作品である。
今回のNintendo Switch版は、忠実な移植になっていそうだが、パスワードなどはセーブ形式になっているのか、戦闘バランスなどはそのままなのか気になるところだ。なお公開されたトレーラーにおいても、戦闘に負けて主人公が死亡するという内容になっている。
公式サイトでは、参加型企画として『星をみるひと』に関する壁紙用イラストをユーザーから募集するというキャンペーンを開催。もれなく優秀な人には、ゲーム内の壁紙設定やメニューからのイラスト閲覧として実装されるほか、公式サイトに掲載される。また参加者全員には、「星をみるひと 特製缶バッジ」がプレゼントされるので、我こそはという人は募集してみるといいだろう。
ライター/福山幸司