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『Fallout』シリーズの映像作品を『ウエストワールド』のクリエイターが映像化。プロデューサーにはBethesda Game Studiosのトッド・ハワード氏も参加して盤石の態勢で挑む

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 Bethesda Softworksは、『Fallout』シリーズの映像作品を制作することを発表した。制作を担当するのはAmazon Studiosと、ドラマ『ウエストワールド』の制作で有名なKilter Films。Kilter Filmsはジョナサン・ノーラン氏とリサ・ジョイ氏夫妻が率いる映像制作会社だ。

 この映像作品がどういった形になるか、詳細はまだ明かされていない。海外メディアVarietyによると、Bethesda Game Studiosからトッド・ハワード氏、Bethesda Softworksからジェームズアルトマン氏がプロデューサーとして参加。カナダの映画制作・配給会社Lionsgateがシリーズの制作にあたるという。

 Bethesdaの公式ブログにてトッド・ハワード氏は、この過去10年にわたり映像化の道を模索してきたことを明らかにしている。またジョナサン・ノーラン氏とリサ・ジョイ氏のコンビこそ、ゲームの映像化にふさわしいチームだと伝えた。

 Amazon StudiosのCOOアルバート・チェン氏は、『Fallout』シリーズを賞賛。ジョナサン・ノーラン氏とリサ・ジョイ氏のふたりがこのシリーズの制作を指揮するに最適だとし、Amazon Studiosが本作の映像化を行うことに興奮していると述べた。

 一方、制作を指揮するジョナサン・ノーラン氏とリサ・ジョイ氏夫妻は、『Fallout』の「原子力エネルギーによる素晴らしき未来という古い未来像と逆行する荒野の厳しさ」と、皮肉たっぷりのユーモアやB級映画的な核エネルギーファンタジーを、映像として表現することを約束した。

『Fallout』シリーズの映像作品を『ウエストワールド』のクリエイターが映像化。プロデューサーにはBethesda Game Studiosのトッド・ハワード氏も参加して盤石の態勢で挑む_001
(画像はBethesda.netより)

 両氏が手掛けた『ウエストワールド』は、西部劇をテーマにした巨大なテーマパーク「ウエストワールド」を舞台にしたSFスリラードラマだ。パークには人間そっくりで自意識を持ち、ほとんど殺されるために存在するホストと呼ばれるアンドロイドたちが住んでいる。人間は高額な入園料を払いゲストとしてパークを訪れ、欲望の赴くままに行動することができる。

 ドラマは時系列や視点が入れ替わり、自分たちの存在の矛盾に気づき、やがてウエストワールドで起きるホストたちによる人間への反乱を描く。現在までに第3シリーズまでが放送され、第4シリーズの制作も発表され、高い評価を受けてきた。

 『ウエストワールド』でも皮肉なユーモアの効いた未来像をシリアスに描いたコンビだからこそ、『Fallout』の映像作品でもその才能を存分に発揮してくれるはずだ。映像作品がどういった形で公開されるかはまだ分からないので、今後の続報を待ちたい。

ライター/古嶋誉幸

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros

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