PCゲーム販売プラットフォームを運営するEpic Gamesは、『ロックマンX』シリーズから影響を受けた2Dアクションゲーム『20XX』と一人称視点のダンジョン探索RPG『Barony』、そして神秘的な世界を冒険するアドベンチャーゲーム『スキタイのムスメ：音響的冒険劇』の無料配布を開始した。期間は8月7日（金）午前0時まで。
『20XX』は、カプコンの『ロックマンX』シリーズから影響を受けている作品だ。「チャージショット」や「壁張り付き」といったアクションを駆使して攻略するほか、撃破したボスから新たな武器を入手できる要素が本作にも反映されている。ただし、ライフが尽きるとリセットされるランダム生成マップやルート方式でのステージ選択、お金や武器などを集めてキャラクターを強化していくゲームプレイから、ローグライクジャンルの要素を含んだ異なる作品として成立している。
Steam版とのクロスプレイにも対応。オンラインでのふたり協力プレイが楽しめるため、どこまで進めるか挑戦するのも一興だろう。
ふたつ目の『Barony』は、1992年に登場した『Ultima Underworld: The Stygian Abyss』をはじめ、『System Shock』（1994）や『The Elder Scrolls II: Daggerfall』（1996）といった、一人称視点で描かれる作品のファンにより作られたダンジョン探索RPG。こちらもローグライクジャンルの作品として売り出されており、ダンジョン内にはコンピュータ向けのRPGによく登場する「未鑑定のアイテム」や、「理不尽にも思えるような罠とモンスター」が待ち構える。
最大4人までの協力プレイに対応しているので、仲間内でわいわいと楽しめる作品だ。
3つ目の『スキタイのムスメ：音響的冒険劇』（原題：Superbrothers: Sword & Sworcery EP）は、カナダ・ケベックに拠点を置くSuperbrothersが開発し、カナダ・トロントに拠点を置くCapybara Gamesが販売を手がけた作品。iPad版が2011年にリリースされた際、全編英語であったにもかかわらず日本のユーザーから注目を集めた本作は、同年に実施されたアワードイベント「Game Developers Choice Awards」【※】で携帯機・モバイルゲーム部門の最優秀賞を受賞している。
【※】「Game Developers Choice Awards」：世界のゲーム開発者が集まるイベント「GDC（ゲーム開発者会議）」の一環として開催されるアワードイベントで、ゲーム開発者たちにより構成される団体「International Choice Awards Network」と各国のメディアによって選ばれる。略称「GDCアワード」。
シンガーソングライターのジム・ガスリー氏によるオリジナル楽曲の数々とSuperbrothersによって描かれた神秘的な2Dドットの世界が特徴の本作は、なんと『NO MORE HEROES』シリーズや『シルバー事件』などの作品で知られるグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏が音声を担当している。また、日本語ローカライズを担当したハチノヨンによる、ジョークが織り交ざった軽快な日本語テキストも魅力のひとつだ。
なお、8月7日（金）からは、物資をうまく整理して最高の状態で倉庫を運営するパズルゲーム『Wilmot’s Warehouse』が無料配布される予定だ。ぜひこちらも楽しみに待ってみてほしい。
ライター／ヨシムネ
