パブリッシャーのastragon Entertainmentは、オーストリアに拠点を置くstillalive studiosが開発する作品『Drone Swarm』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で日本語にも対応している。10月20日(火)発売予定の本作はすでに予約が始まっており、価格は税込2580円。ストアページでは体験版も配布中だ。
『Drone Swarm』は、3万2000機ものドローンを従えた宇宙船「アルゴ」で戦うストラテジーアドベンチャーゲーム。エイリアンの攻撃により地球は壊滅。わずかに残った人類は、エイリアンの技術である「ドローンスウォーム」を操る術を見つけ出した。核爆弾により生物の住めなくなった地球を捨て、新しい故郷となる星を探すために宇宙の旅へと出発する。
戦闘は無数のドローンスウォームを操り、敵戦艦を攻撃したり、敵の攻撃を防御したりする。ドローンスウォームを二手に分けて攻撃と防御両面に使うなど、ドローンの使い方が重要なゲームだ。
スウォームの使い方は簡単で、防御と攻撃のどちらかを選び、スウォームが移動するラインをマウスで描く。防御であればスウォームで引いたライン上に壁を作り、攻撃であればラインに沿ってスウォームが移動し、敵に体当たりすることで攻撃する。
戦闘中にアルゴは動けないため、敵の攻撃を防ぐにはスウォームを操るしかない。3万2000機のドローンがいるとはいえ、攻撃と防御全てをまかなうには足りない。状況に応じてスウォームを呼び戻し、新たに命令を与える必要がある。
戦艦やドローンは経験を積めばパワーアップさせることができる。道中では敵や物体を移動させる能力など、新たな能力も手には入る。
ゲームのグラフィックは、スウォームの描写に特化している。無数のスウォームが飛びまわる様はかっこよく、敵の攻撃を防ぎ反撃する姿は爽快感がある。できるだけ近くで見たいと思うのが人情だが、戦闘中はできるだけ視界を確保しなければならず、スウォームの勇姿を間近で見づらい点は少し残念だ。
思うままにスウォームを駆使して敵と戦う『Drone Swarm』に興味がある方は、まずは体験版を遊んでみるのが良いだろう。体験版は英語のみだが、Wキーで防御、Qで攻撃のラインを引くことを覚えておけば、戦闘でそう迷うところはないはずだ。
なおゲーム本編にサウンドトラックや特別な母艦アップグレード、コミックスを詰め込んだデラックスエディションは、ゲームが発売されるまで割引価格の税込2582円で購入できる。同作が気になった方はSteamのストアページからチェックしてみてほしい。
ライター/古嶋誉幸