Valveは協力プレイを主眼に置いたゾンビFPS『Left 4 Dead 2』のアップデート「The Last Stand」を予告した。Valveが制作したのではなく、コミュニティの有志により製作されたアップデートとなっている。リリース時期は未発表。PC版のみのアップデートなのか、コンソールでも同じアップデートがリリースされるのかも不明となっている。
これまでセキュリティやバグの修正は行われていたが、コンテンツを追加すると思われるアップデートは本当に久しぶりだ。追加コンテンツの内容は明かされていないが、予告映像が公開されている。
『Left 4 Dead 2』は4人での協力プレイを主眼に置いたFPSだ。襲い来る無数のゾンビと戦い、マップに用意された目標をこなしてゴールを目指す。本作は生存者とゾンビに別れて4対4で戦うモードも用意されており、ゾンビ側としてプレイヤーを邪魔する通常のゲームとは違った楽しみ方もできる。
「The Last Stand」の名前やトレイラーからピンと来た方も多いかもしれない。詳細が明かされていないため断言できないが、このアップデートで追加されるのは『Left 4 Dead』のサバイバルモード限定のキャンペーン「The Last Stand」だと思われる。サバイバルモードはゾンビと死ぬまで戦うゲームモードだ。
Valveは2012年までに『Left 4 Dead 2』に前作『Left 4 Dead』の「The Last Stand」を除くすべてのキャンペーンをDLCとして追加した。そこから約10年、このアップデートでついに前作の公式コンテンツが完全に『Left 4 Dead 2』へ移植されると考えれば、Valveが大々的にアナウンスする理由としては十分だろう。
『Left 4 Dead 2』の大型アップデートは久しく行われていないが、今なお人気を誇っている。Steamのゲームのプレイ人口などを記録する外部サイトのSteam Chartsによると、記事執筆時点で24時間のピークプレイヤー数は1万5000人を超えている。
「The Last Stand」のリリース時期は不明で、内容もまだ分からないが、『Left 4 Dead 2』に久しぶりのコンテンツのアップデートがくるのはうれしいことだ。長らくプレイしていなかったという方も、アップデートを機にもう一度ゾンビの群れに立ち向かうのも良いかもしれない。
ライター/古嶋誉幸