ゲームパブリッシャーのDevolver Digitalは、Mediatonicが開発するアスレチックバトルロイヤルゲーム『Fall Guys: Ultimate Knockout』(以下、Fall Guys)がSteamで700万本を販売したと発表した。
また海外の公式PlayStationアカウントは、PlayStation Plusを経由したゲームのダウンロード数で歴代1位になったことを明らかにしている。
PlayStation Plusを通じてのダウンロード数は公表されていないが、ゲームの所有者の統計を計測する外部サイトgamestatでは、8月23日時点で2100万アカウントがゲームを所有していると記録されている。全てがPlayStation Plusを通じてゲームをダウンロードしたわけではないだろうが、指標のひとつとして見ることはできるだろう。
大人気タイトルのためもはや説明も不要かもしれないが、『Fall Guys』は「風雲たけし城」に影響を受けたアスレチックバトルロイヤルゲームだ。60人の「ジェリービーンズ」たちがゴールを目指し、さまざまな障害物を乗り越えて競争する。
可愛らしい見た目に反し、勝利のためならほかのプレイヤーを利用し邪魔し陥れるゲームプレイはギャップが激しく、ジェリービーンズが体長183cmであるという妙にリアルな設定などが大ウケしている。
SNS上では公式コラボスキンを賞品に設定した寄付金額レースで企業やファンを巻き込んだり、なぜか負けやすいといわれる黄色チームをイジったりと、プロモーションの面でも大成功している(参考記事)。
発売から話題沸騰中の人気作だけに、ゲームも売れに売れているようだ。バトルロイヤルゲームといえば基本無料が当たり前だが、買い切りのゲームでこの勢いは特筆すべきものだ。
ライター/古嶋誉幸