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熱すぎる異能バトルADV『シルヴァリオ ヴェンデッタ』『シルヴァリオ トリニティ』がSteamで発売開始。負け犬主人公が織り成す熱き逆転劇

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 有限会社アレスは、アドベンチャーゲーム『シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus-』リンク)と、その続編『シルヴァリオ トリニティ -Beyond the Horiozon-』リンク)の販売をSteamで開始した。価格はそれぞれ税込6800円。

 また、各種バンドルも期間限定でセール販売されている。すでにSteamで発売されている第3作目であり完結篇の『シルヴァリオ ラグナロク』と2作がセットになったバンドルは税込10200円、『シルヴァリオ ラグナロク』をすでに所持しているユーザー向けの1、2作目のバンドルは税込3400円で購入できる。

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(画像は公式サイト『シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus-』公式サイトより)

 『シルヴァリオ』シリーズは、アレスが運営するPCゲームブランドlightが手がけた異能バトルを題材にしたアドベンチャーゲームだ。もともとは18禁指定の美少女ノベルゲームであり、第一作『シルヴァリオ ヴェンデッタ』は2015年に発売。その後、一般向けに新シナリオを追加した『シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus-』がPlayStation VitaとPCで2016年に展開されている。

 今回、Steamで発売されたのは一般向けに展開された第一作目と第二作目で、PS Vita版と比べると大画面のPC版に準拠している。

 なお第3作『シルヴァリオ ラグナロク』だけはPlayStation Vitaで展開しておらず、Steamで発売しているものは、年齢制限を下げてPCで発売していた『シルヴァリオ ラグナロク E-15版』の移植版となる。Steamでも成人向けに指定されているので、対象年齢でログインしていないとコンテンツ・フィルターがかかり表示されないためえ、注意が必要だ。

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(画像は『シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus-』公式サイトより)
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(画像は『シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus-』公式サイトより)

 『シルヴァリオ トリニティ -Beyond the Horiozon-』の舞台は、“カタストロフ”と呼ばれる大災害を境に旧西暦と区分されてから、およそ十世紀の世界。金なし、職なし、やる気なしという脱走兵「ゼファー・コールレイン」は、軍事帝国「アドラー」から存在を身を隠しながら、妹「ミリィ」と暮らしていた。ゼファーは星辰奏者<エスペラント>と呼ばれる異能力を持つが、極端に自己評価が低い。そのような負け犬の主人公が、再び戦いに巻き込まれ、逆転劇を繰り広げるストーリーとなっている。

 第2作目『シルヴァリオ トリニティ -Beyond the Horiozon-』では、主人公が「アシュレイ・ホライゾン」に代わっており、前作から8年後が舞台。『シルヴァリオ ラグナロク』ではさらにその1年後が舞台で「ラグナ・ニーズホッグ」が新主人公となっている。これらのシリーズがどのように繋がるのか、個性豊かなキャラクターたちが織り成す熱いストーリーは、ユーザーにも好評だ。三部作を一気にプレイすると壮大な物語を体験できるだろう。

 帝国が支配している世界観を背景に、熱い異能バトルが繰り広げられるバトルものという設定が琴線に触れるなら、今回のSteamでの発売を機にプレイしてみてはいかがだろうか。


ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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