マイクロソフトは、新たな次世代ゲーム機「Xbox Series S」を正式発表した。価格は299ドルでリリース時期は未定。
現在すでに同社は次世代機「Xbox Series X」(公式サイト)を公表しており、「Xbox Series S」はその廉価・小型版に当たると見られる。「これまででもっとも小さなXboxで次世代のパフォーマンスを」と銘打たれているが、詳細な性能やサイズの違い、またディスクに対応しているかどうかなどは明らかにされていない。
👀 Let’s make it official!
— Xbox (@Xbox) September 8, 2020
Xbox Series S | Next-gen performance in the ˢᵐᵃˡˡᵉˢᵗ Xbox ever. $299 (ERP).
Looking forward to sharing more! Soon. Promise. pic.twitter.com/8wIEpLPVEq
Xbox Series Sの存在は発表前から噂され続けてきたが、9月8日(火)の本日昼ごろ、「BWW Media Group」のエグゼクティブエディターであるBrad Sams氏がトレイラーの一部と思われる動画を公開。また海外メディアWindows Centralも、複数の情報筋から得た情報としてXbox Series Sが299ドル、さらにXbox Series Xが499ドルになると報じ、海外で一挙にニュースが拡散していた。
なお、執筆時点での公式情報は上記のツイートのみであり、Xbox Series Xの価格情報については非公式のものである点に注意が必要だ。
なおWindows Centralは本体の小ささから、Xbox Series Sは本体性能を押さえてフルHD解像度をターゲットにしていると考察している。フルHDでXbox Series Xのゲームソフトが動作する、ディスクレスで廉価なハードウェアというわけだ。今年6月には、The Vergeなどの海外メディアから出されたリーク情報より、Xbox Series SのスペックはXbox Series Xに比べて若干CPUクロックが下げられ、7.5GBのメインメモリ、GPUの処理速度は4T FLOPSになると報じられていた。
またWindows Centralは前述の記事で、本体とゲーム遊び放題サービスをセットにした「Xboxオールアクセス」のサービス地域の拡大をマイクロソフトが期待していることを伝えている。
月額25ドルでXbox Series S、35ドルでXbox Series Xと一緒に「Xbox Game Pass」へ加入できるサービスだという。Xbox Oneの世代ですでにサービスはスタートしていたが、日本がその地域に入ることはなかった。
Xbox Series Xの値段がリーク通り499ドルであれば、200ドル安く小型のXbox Series Sは廉価版としてより多くの人の購入対象となりそうだ。今後の続報に期待したい。