Andrade-Gamesは、16世紀のヨーロッパを舞台にゾンビと戦う2Dアクションゲーム『Heidelberg 1693』の正式な体験版を公開した(ストアリンク)。本編は2020年後半にSteamでリリース予定だ。
ゲームの舞台となるのは大量のゾンビと死霊が徘徊するとある村で、剣とマスケット銃で武装した「銃士」がゾンビを倒していく。美しくヌルヌルと動くアニメーションと高めの難度が特徴だ。
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— Andrade-Games (@Andrade_Games) October 2, 2020
『Heidelberg 1693』の主役である銃士は最大4つのヘルスしか備えておらず、近接攻撃を受けたり敵とぶつかるとヘルスがひとつ、マスケット銃で撃たれるとふたつを消費する。敵の攻撃や銃撃をかいくぐりながら、緊張感あふれる戦いが楽しめる。
ゲームはフランスと西ヨーロッパ諸国の連合アウクスブルク同盟のあいだで行われた大同盟戦争を舞台にしており、太陽王ルイ14世から王位を簒奪しようと邪悪なアンデット軍団を作り上げた「月の王」を倒すため、主人公が戦う。
ゲームプレイの特徴は、主人公が銃士という点だ。敵にぶつかっただけでもダメージを受けるため、安全に戦うならマスケット銃に頼ることになる。しかし、一発を撃つと弾込めにしばらく掛かる。ここぞというときに使いたい武器だ。
またゾンビは斬り伏せるだけでは死ぬことはなく、とどめを刺さなければ何度もよみがえる。マスケット銃なら二度と生き返れないようにすることができるが、弾薬は有限だ。
ゾンビの知能は高くなく、ほかのゾンビと鉢合わせると殺し合う。遠距離攻撃は敵の体を盾にすれば効率よく敵を倒せるので、同士討ちを狙うのが攻略のコツだ。のろのろと動くゾンビを上手く利用し、圧倒的に不利な戦いを切り抜けよう。
体験版は無料でダウンロードできるので、ゲームプレイ動画などにピンと来た方は是非プレイしてみて欲しい。XInput系コントローラーに対応している。体験版は1ステージのみが遊べるが、製品版には20種類のステージが用意されているという。
滞りなく進めば15分もあればクリアできる体験版だが、かなり難度が高いため、ゲームのコツがつかめるまでは何度もやり直すことになるだろう。クリアするにはもっと長い時間が掛かるかもしれない。
前述の通りアクションとアニメーションは美しく、ドット絵のアートスタイルはダークでかっこいい。マスケット銃を装備した銃士として戦えるという点も、好きな人にはたまらない設定だろう。
ライター/古嶋誉幸