『クーロンズゲート』の続編プロジェクト『クーロンズリゾーム』の公式Twitterアカウントは、「クーロン2プロジェクト、始めます!」と、今年5月以来となるひさびさのツイートを投下した。
またあわせて九龍城のアセットを購入したと開発の進捗を報告。そのアセットを使った動画のなかで、「『クーロンズリゾーム』への序章」との気になる字幕ともとに、開発クレジットの情報を公開している。
クーロン2プロジェクト、始めます!
— クーロンズリゾーム公式アカウント (@kgproject4) October 13, 2020
クーロンズゲート新作続編、『クーロンズリゾーム』。
先立って「九龍城」のUnityアセット購入しました!
素のまま組み合わせてもこのクオリティ!
この場所が「ロケ地」なわけです!#クーロン #リゾーム #九龍城 pic.twitter.com/SPq1GEOFhw
本作『クーロンズリゾーム』は、昨年11月10日に同アカウント上で電撃的に発表された『クーロンズ・ゲート』の続編。「完全新作シナリオ×新ヒロイン登場」と銘打たれており、最新技術を惜しみなく投入してリアルタイムレンダリングで「光明路」を描く「路地裏オープンワールド」になると伝えられていた。世界設定は2025年の近未来が舞台のようだ。
この公式アカウントは約1年前から運営が始まっていたものの更新数が少なく、今回の告知を含めてこれまでのつぶやきはわずか8ツイートのみ。とても『クーロンズゲート』らしい、ほとんど謎に包まれたアカウントだったが、今回の動画ではイメージ映像とともに新たなメッセージや開発クレジットが示された。
そのクレジットでは、『クーロンズ・ゲート』の生みの親である木村央志氏の名前のほか、オリジナルで音楽を担当している蓜島邦明氏の名前が確認できる。また気になるのは、「『クーロンズリゾーム』への序章」という言葉が映像中に出ていることだ。これが現時点では何を意味しているのかは不明。
前作『クーロンズゲート』は1997年にプレイステーション向けに発売されたアドベンチャーゲーム。香港を舞台に風水や古代中国の神話、さらにサイバーパンク的な要素をミックスさせた妖気漂う独自の雰囲気を確立。ほかのゲームとは一線を画する禍々しい世界観は、カルト的な人気を博している。
2016年に『クーロンズゲートVR suzaku』が発表がされファンを驚かせた。この『クーロンズゲートVR suzaku』はクラウドファンディングで開発資金を募ったのちに、PS VRなどで2017年に発売済みだ。
続編『クーロンズリゾーム』にもファンからは熱い視線が向けられている。まだまだ謎多きタイトルとなっているが、その一端がついに見えてきたようだ。続報に期待したい。
ライター/福山幸司