メキシコ・モンテレイに拠点を置くPlaystorm Studiosは、宇宙都市の存亡をかけてメカに乗り込み戦う2D横スクロールアクションゲーム『Eagle Knight Paradox』のクラウドファンディングプロジェクトをKickstarterにて実施している。期間は日本時間で11月14日(土)午前11時55分まで。
実施中のプロジェクトでは、300メキシコドル(約1500円)の寄付でゲームのデジタル版とクレジットへの名前掲載を受けられるプランが200名限定で用意されている。また、上位のプランにはサウンドトラックやデジタルアートブック、パッケージ版やオリジナルTシャツなどのリワード特典も用意されているようだ。なお、本プロジェクトはオール・オア・ナッシング(All or Nothing)方式を採用しているため、期間終了までに目標額を達成できなかった場合は寄付額の請求が発生しない。
『Eagle Knight Paradox』は、高速アクションと日常のシーンを切り取ったアドベンチャーの要素が展開される作品だ。時は3149年、木星軌道上に浮かぶ「太陽連合帝国」の宇宙都市「Comala 88」を冥王星まで護衛する任務に就いたフリゲート艦「2 de Octubre」は、都市に到着したと同時に所属不明の敵から攻撃を受ける。
事態を重く受け止めた艦長の「ロハス」は敵に立ち向かうため、究極の戦闘機である「イーグルナイト」へ乗り込む使命を16歳の少年「イアン」に委ねる。かつてイーグルナイトのパイロットをこころざしながらも、不慮の事故で右脚と夢を失った彼は、不運な偶然によって巡ってきた2度目のチャンスをつかみ、戦いへ身を投じる。
本作では都市内を探索して、さまざまなキャラクターと親交を深めることができる。イーグルナイトは新たなスキルの習得や選択式のアップグレードシステムで強化可能だが、キャラクターと深めた親交が装備品の改善に役立つ場合もあるようだ。このほか、クラウドファンディングのプロジェクトページにはマルチエンディングを示唆する一文が含まれている。戦闘時の動き方によっては街の建物が破壊される場合もあり、損害状況次第で異なるストーリー進行を見せるようだ。
『Eagle Knight Paradox』はSteam、Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox Oneおよび次世代機向けにリリース予定。言語については英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語の5ヶ国語を基本に、2番目のストレッチゴールで日本語、韓国語、簡体字中国語へ対応する。
本作は『ロボテック』『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦士ガンダム』などのアニメ作品、そして『Megaman X』や『スーパーメトロイド』のようなゲーム作品に影響を受けて制作しており、制作スタッフはそれぞれカプコン、DCコミックス、Zyngaでのアウトソーシング経験があるという。
古典的な手法で作られた手描きアニメーションと、現代的手法で美しく表現されるピクセルアートと視覚効果の組み合わせが『Eagle Knight Paradox』の魅力だ。
興味があれば、Kickstarterのプロジェクトページを確認したうえでプロジェクトを支援してみてほしい。
ライター/ヨシムネ