ゲーム開発会社Arcmeda Studiosは、第二次世界大戦期のSCP財団をテーマにした対戦主眼のゲーム『SCP : Forgotten Facility』を発表した。2021年初頭にSteamで早期アクセス開始予定。価格は無料だ。
公式のサブレディットも公開済み。現在はSteamでのリリースを前にテスト中だという。
『SCP : Forgotten Facility』は、SCP財団の二次創作ゲームだ。対戦を主眼に置いており、プレイヤーはDクラス職員や警備兵といったSCP財団に関わる職業のひとりとして、それぞれの持つ任務に従事することになる。
時代は第二次世界大戦中の1941年。アイスランド北部に位置する廃墟と化したSCP財団の施設で起きた事件が描かれる。
プレイヤーがSCPオブジェクトとなってゲームを遊べるのが大きな特徴だ。SCP-457として他者を焼き尽くしたり、SCP-352として髪の網で相手を捕えたり、かわいいテディベアとしてほかのものに襲いかかったりと、超常的な能力で施設の人間に攻撃できる。
対戦はラウンド制を採用。ラウンドごとにマップは自動生成されるため、施設は戦いが始まるたびに形を変える。職業もランダムに選ばれ、SCPオブジェクトとしてほかの人間に襲いかかったり、Dクラス職員として生きるための暴動を起こしたり、枢軸軍の兵士として施設に潜入し情報を奪い破壊したり、それを防ぐ連合国軍兵士となったりと、職業ごとに異なる目標が設定されている。
対戦モードだけでなく、シングルプレイキャンペーンものちのち搭載予定。施設から逃げるDクラス職員、第二次世界大戦勝利のために情報を奪う目的で施設を攻撃する枢軸国軍兵、そしてそれを阻止する連合国軍兵の異なる視点から事件を追体験する。
早期アクセス開始時には、ゲームのコンテンツの85%が実装されている予定だという。ラウンド制の対戦モードはほぼ完成しており、早期アクセス中にフィードバックを受けて新たなSCPオブジェクトやアイテム、武器などを追加していくことになる。
ゲームはまだ開発中で、マルチプレイのルールはランダム生成されたマップでランダムに選ばれた職業として戦うということ以外にはまだ分からない。ストアページでも「ゲームは開発中であり、今後より多くの情報を提供します」と書かれている。
とはいえ、ランダム生成のマップを使った対戦ゲームというのは野心的で、SCPオブジェクトとしてほかの人間を襲えるというのはほかのゲームではあまり見ない特徴だ。
ゲームに興味があるという方は、ゲームをSteamのウィッシュリストに登録して続報を待って欲しい。