任天堂は11月19日(木)、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』を利用する企業や団体に対して、利用できる事例や禁止事項を案内する声明文を発表した。
『あつまれ どうぶつの森』は2020年3月20日の発売以降、さまざまな企業や団体による島の公開やマイデザインの配布が実施されるなか、島を訪れた人が対象の懸賞企画を実施したり、あわせてSNSアカウントのフォローを要請したりするなど、ユーザーコミュニティーに悪影響を与える恐れのある企業も現れていた。
今回発表された声明文では「ユーザーコミュニティーを大切にする」ことを事由として、企業や団体、もしくはその代表者の業務に関連して『あつまれ どうぶつの森』を利用する際のルールが以下のように定められている。
本ソフトは、企業や団体、それらを代表する方の業務に関連する場合であっても、次に掲げることに利用することができます。
・ご自身が作成したマイデザインやご自身の夢番地を、他のお客様に提供すること。
・他のお客様をご自身の島に招待すること。
・上記の目的のために、本ソフトのスクリーンショットや映像を、適切なウェブサイトや共有サイトにアップロードすること。
ただし、本ソフトを次に掲げることに利用することはお控えください。
・お子様にふさわしくない表現など、全年齢向けでない表現を行うこと。
・他のお客様の迷惑になることや、暴力的、差別的など他のお客様を傷つける恐れのある表現、政治的な主張を含む表現を行うこと。
・本ソフトの内容を誤解させる行為や、事実と異なる内容が含まれる行為(事実に反して任天堂から個別の許諾を取得したと表明することなどを含む)。
・他のお客様をゲーム外の行動に誘導するなどの本ソフトを利用したマーケティング行為(商品購入サイトへの誘導、クーポンの配布、景品の提供、懸賞の実施、SNSアカウントのフォローなどの要求、他のお客様の情報の取得、その他勧誘行為などを含む)。
・本ソフトに関連して金銭的な利益を得ること(有償でのマイデザインの提供や、広告掲載による収益の受領などを含む)。
ルールについてはコミュニティの変化に合わせて更新する可能性も含まれるため、マイデザインなどの配布を企業や団体が実施する際には、かならず最新の声明文を確認しなければならない。
なお、企業や団体がルール上で明示的に許可されていない内容に関して『あつまれ どうぶつの森』を利用するためには別途、任天堂からの事前許諾を得る必要があるので注意されたい。
ライター/ヨシムネ