幻のPC向けアドベンチャーゲーム『ガラージュ』が完全版として復活。モバイル版のクラウドファンディングを実施へ、10万円の支援でオリジナル版も手に入る

 作場知生氏が監督を務めキノトロープが開発し、1999年にリリースされたPC用アドベンチャーゲーム『ガラージュ』の完全版がスマートフォン(iOS、Android)向けに復活する。目標額に届かなくても支払いが発生するオール印形式でのクラウドファンディングがCampfireにてスタートした。

 すでに目標額の約半分であるおよそ150万円をわずか60人ほどの支援者から集めており、注目の高さがうかがえる。このクラウドファンディングのリターンにゲームアプリは含まれないが、10万円のコースのリワードには作場氏が保管していた『ガラージュ私家版』が含まれている。45名限定だが、すでに10人以上が支援を表明している。

 『ガラージュ』は発売後に販売元の東芝EMIが事業撤退しており、その販売本数の少なさと唯一無二の世界設定から中古市場ゲーム価格の高騰が過熱。「幻のゲーム」として中古市場では非常に高い値が付いている作品だ。

 今回制作される『ガラージュ:完全版』は、シナリオに複数のサブクエストを追加、加筆されており、オリジナル版と比較して1.5倍の文量となる。グラフィックはさらに磨きを掛け、当時の技術では再現できなかった「あるべき姿」を引き出すとのこと。ゲームに求められるものも発売から20年経って変わったため、ユーザーインターフェースなども現代風に変更と、まさに完全版の名に恥じないものとなる。

 作場氏によれば、オリジナル版は当時2年半で制作されており、ベストは尽くしたといえど監督としてはよりよい『ガラージュ』の姿が頭の中にあったのだという。完全版では、もっと深くまで描けたかもしれないシナリオ、暗闇の手触りが伝わってきそうな景色、より多くの人に楽しんでもらえるゲームバランスを目指す。

上がオリジナル、下が完全版
(画像はCAMPFIRE『ガラージュ:完全版』より)

 作場氏は自身のウェブサイトでCampfireには載せきれなかった『ガラージュ:完全版』への思いを綴っている。その中で思った水準までゲームを完成させられなかった後悔やゲームが現在の価値観に合致しているかという苦悩なども語られているので、一度目を通してみて欲しい。

ライター/古嶋誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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