たったひとりで開発が進められている都市運営・戦争シミュレーションゲーム『Manor Lords』の戦争パートを紹介するトレイラーが公開された。
戦闘はリアルタイムで進行するタイプで、雑多な武器を持った農民のようなユニットや、武装した兵士などが登場する。陣形や地形によるアドバンテージなど、都市設計だけでなく大規模な戦闘も楽しめそうだ。
『Manor Lords』は中世を舞台にした街作りと大規模な戦争を楽しめるシミュレーションゲーム。プレイヤーはとある地方を支配する領主として自国の発展させる。複数の領主がしのぎを削る巨大なマップで、領土や富を奪い合う。領土の拡大などめざましい働きをすれば、王から特別な報酬も出るという。
都市設計では、建物を置くためのグリッドが廃されており、自由に建物を配置することができる。あぜ道を敷き、農地や住居、さまざまな建物を自分の領地に建て、発展させていく。
畑や鉱山などで貴重なリソースを集めて高価なアイテムを作れば、定期的にやってくる行商人に高値で売れる。貿易や徴税frお金を稼ぎ、さらなる領地の発展を目指す。
天候不順や疫病の蔓延なども起きるので、経済を守るため領主は考え得るさまざまな事件に備えなければならない。
領地を運営、拡大する上で避けて通れないのが戦争だ。戦争には大きく分けて3タイプのユニットが参加する。ひとつは武装した農民だ。ただし、農民を戦争にかり出せば当然経済にも大きな影響が出る。農民は普段から兵士として教育を施すことも可能だ。
もうひとつは「傭兵」。彼らはお金を貰って戦争を行うプロの兵士だ。農民よりも良い装備で身を固めている。そして最後が領主直轄の兵士。ユニットとしては少数になるが、重武装の手練れだ。また、彼らの武器は自国の紋章をつけるなど見た目のカスタマイズもできる。
戦闘時にはスライドバーで武装の質を変更することもできる。ユニットを失いたくないなら、お金を掛けてより良い装備を購入した方が良いだろう。
上記のトレイラーでも紹介しているとおり、ユニットには先陣を切る兵士や弓兵、火薬を扱う兵士も用意されている。ユニットを上手く配置し陣形を取れば、地の利を活かして少数で多数を撃退することも可能だという。
現在3年ほど開発が続けられているが、Steamでの早期アクセスは時期未定。プレイヤーのフィードバックを受けながら1年から2年を予定しているという。大規模な戦争と街作りが楽しめる『Manor Lords』はSteamでの早期アクセスに向けて鋭意開発中だ。
ライター/古嶋誉幸