映像ストリーミングサービスを提供するNetflixは、PCゲーム販売プラットフォーム「Steam」で知られるValve Corporationの開発・運営タイトル『Dota 2』を題材とする、アニメーション作品『DOTA: ドラゴンの血』を3月25日(木)から独占配信すると発表した。
2013年7月にサービスを開始した『Dota2』は敵拠点の破壊を目的に、5人のプレイヤーで構成される2チームが戦うリアルタイムストラテジーゲームだ。執筆時点では、年々と認知度を高めているeスポーツの代表的なタイトルのひとつとして、ほぼ毎日のように50万人以上の同時接続者数の記録を生み出している。
発表によると『DOTA: ドラゴンの血』は全8話構成。ゲーム中にも名前の登場するドラゴンナイト「ダヴィオン(Davion)」を主人公に、ドラゴンの種族「エルドウォーム(Eldwurm)」や月の王女「ミラナ(Mirana)」との出会い、ダヴィオン自身の想像を超える危機が描かれるという。
ショーランナー(現場責任者)と製作総指揮については、アシュリー・エドワード・ミラー氏が担当する。氏は映画『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011)で共同脚本の執筆に参加したほか、海外ドラマ『Black Sails/ブラック・セイルズ』でコンサルティングプロデューサーを務めた実績を持つ。
また、アニメーション制作はNetflixオリジナルの作品『ヴォルトロン』で知られる韓国の制作会社「Studio MIR(スタジオミール)」が手がけ、同社のリュ・ギヒョン氏が共同製作総指揮として名を連ねる。
発表に際して、ミラー氏は「ファンの皆さんは私たちが映像化した「Dota 2」の世界観、主要キャラクターを描いた壮大で感動的な大人向けのストーリーにきっと夢中になるでしょう」とコメントしている。
また、ミラー氏は共同制作で参加しているValve Corporationに関して「映画的なアニメーションも演技も音楽も、とにかくこれまでのレベルを超えています。私たちのクリエイティブな挑戦に対するValveのサポートに深く感謝しています」とも語っている。
『DOTA: ドラゴンの血』の配信日決定に関するリリース文は以下のとおり。興味があれば3月25日(木)の公開時にNetflixをチェックしてみてほしい。
Netflixが、**Valveの人気ビデオゲームを基にした**アニメシリーズ「DOTA: ドラゴンの血」を発表。
8話構成の本シリーズは、3月25日から世界配信されます。
Netflixは本日、Valveの人気ビデオゲーム「Dota 2」を基にした新アニメシリーズ「DOTA: ドラゴンの血」のリリースを発表しました。8話構成の新シリーズは、3月25日から世界同時配信されます。本作は、この世の災いを一掃するために戦う高名なドラゴンナイト、ダヴィオンを描くファンタジーシリーズです。圧倒的なパワーを持つ伝説のエルドウォームや、自らの使命を胸に秘めた高潔な王女ミラナとの遭遇を経て、ダヴィオンは想像を超えたとてつもない危機に巻き込まれていきます。ショーランナー、製作総指揮のアシュリー・エドワード・ミラーは「ファンの皆さんは私たちが映像化した「Dota 2」の世界観、主要キャラクターを描いた壮大で感動的な大人向けのストーリーにきっと夢中になるでしょう」と語っています。「映画的なアニメーションも演技も音楽も、とにかくこれまでのレベルを超えています。私たちのクリエイティブな挑戦に対するValveのサポートに深く感謝しています」。本作はValveの世界的大ヒットゲームシリーズ「Dota 2」を基にしています。アシュリー・エドワード・ミラー (「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」「マイティ・ソー」「Black Sails/ブラック・セイルズ」) がショーランナーと製作総指揮を担当。実績あるスタジオミール (「The Legend of Korra (原題)」、Netflix「ヴォルトロン」) がアニメーションを手がけ、同社のリュ・ギヒョンが共同製作総指揮を務めます。
Valveについて: 1996年設立のValve Corporationは、ワシントン州ベルビューに本社を構える世界的なゲーム開発会社です。同社には「ハーフライフ」「Portal」「カウンターストライク グローバルオフェンシブ」「Dota 2」など多くの代表作があります。
「Dota 2」について: オンラインゲームとして世界トップクラスの人気を誇る「Dota 2」は、何百万人もが日常的にプレイし、eスポーツトーナメント最高賞金額の記録を何度も達成しています。Valveが2011年から毎年1回開催している「Dota 2」世界選手権では、これまで優勝チームに総額約158億円超が授与されています。
スタジオミールについて: スタジオミールは、最初から最後まで一貫した製作を得意とする韓国のアニメーションスタジオです。2010年の設立後、2Dアニメーションの描写力とCGI技術を駆使した強力な製作力で北米市場に進出しました。代表作には「The Legend of Korra (原題)」「ヴォルトロン」などがあり、最近発表された「ウィッチャー 狼の悪夢」では、従来のプラットフォームの枠を超え、世界に向けた動画配信サービスによってその市場を拡大しています。
Netflixについて: Netflixは、190ヵ国以上で1億9500万人を超える有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスです。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズやドキュメンタリー、長編映画などを多くの言語で配信しています。あらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画やシリーズを楽しんでいただけます。また、一人ひとりの好みに合わせた作品をおすすめする独自の機能により、観たい作品が簡単に見つかります。広告や契約期間の拘束は一切ありません。
ライター/ヨシムネ