『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』を題材にしたアクションゲーム『Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder’s Revenge』(以下、TMNT: Shredder’s Revenge)が正式発表された。
ゲームパブリッシャーはパリに拠点を置くDotemu、開発はTribute Games。対応プラットフォームはPC(Steam)とコンソールとなっており、価格や発売日は未定だ。
『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』は1984年に発行された原作コミックを元とするシリーズで、アニメや映画などさまざまなメディアで展開されてきた。本編ではニューヨーク市の下水道で暮らす4匹のカメのミュータント「レオナルド」、「ラファエロ」、「ミケランジェロ」、「ドナテロ」が、犯罪者やエイリアンと戦う。彼らはそれぞれ二刀流の剣やヌンチャクなど、それぞれが解く武器を持っており、全員好物はピザで共通している。
1987年には最初のアニメシリーズがアメリカで放送されており、日本でも放送局を変えながら『アイドル忍者タートルズ』や『ミュータント・タートルズ』という名前で吹き替え版アニメが放送。その後何度もアニメ化、映画化されている。上記のトレイラーでも流れている主題歌は、どこかで聴いたことがある方も多いのではないだろうか。
『TMNT: Shredder’s Revenge』は1987年に放送されたアニメ版をベースにした横スクロールアクションゲーム。最大4人でプレイでき、それぞれが異なるタートルズを選んでシュレッダーやさまざまな怪人と戦うことになる。アニメの軽妙なユーモアも踏襲しており、明るいノリのゲームだ。
また、本編ではゲームだけのオリジナルストーリーが展開されるという。なおタイトルにもある「シュレッダー」はライバルのひとりで、犯罪組織フット団を率いている。このほか、コナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)がファミコンやアーケードでリリースしたベルトアクションゲーム『T.M.N.T. 〜スーパー亀忍者〜』をほうふつとさせるドット絵も特徴だ。
ゲームを開発するTribute Gamesはファミコンライクな2Dアクション『Panzer Paladin』などを開発しており、パブリッシャーのDotemuはセガの人気シリーズの続編『ベア・ナックルIV』を正式にライセンスを受けて開発した経験がある。本作での出来にも期待が持てそうだ。
『TMNT: Shredder’s Revenge』は、PCとコンソール向けに現在開発中。Steamページはオープンしているので、興味がある方はウィッシュリストに登録して続報を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸